【SONY】α7RIV:第4世代の真価 × 瞳AF
α7RⅣ + FE 35mm F1.8 / F1.8 | 1/250 | ISO100
SONY α7RIV × 最新瞳AF
第二世代から進化してきた瞳AF機能。
α7IIIを筆頭にソニーフルサイズ機の大ヒットを支えたといっても過言ではないこの機能を、最新機種であるα7RIVで体験してきました。
新開発のイメージセンサーに搭載された567点の像面位相差AFセンサーと最新瞳AFアルゴリズムの相乗効果で、高性能だった前モデルであるα7RIIIと比べても更に高速なAFを体感する事ができました。
α7RⅣ + FE24-105mm F4 G OSS / F4 | 1/125 | ISO800
発売以降大人気の定番ズーム FE24-105mm F4 G OSSを使用しての撮影です。
大口径レンズに比べると多少暗い絞り値F4でも、素早く正確に合焦しました。
本体のAF性能もα7RIIIに比べ、撮影中に”おっ、早いな”と体感できるレベルの進化を遂げています。
フルサイズならではのボケ味を活かしつつ、ズーム域が広い本レンズは色々なアングルから狙え、ポートレート撮影にも最適だと感じました。
α7RⅣ + FE 135mm F1.8 GM / F1.8 | 1/125 | ISO250
ポートレート撮影をしていると、横構図ではしっくりこず縦構図に切り替えたくなる事が良くあります。
従来の一眼レフでは縦横のフレームを変更したり、モデルさんの位置を変えた場合にはAFフレームポイントを変更する必要がありました。
そのちょっとした手間に煩わしさを感じる方も多いかと思います。
SONYのα7RIVであれば、フレームを横から縦に切り替えたときも、AFフレームを変更せずに素早く撮影へ移る事が可能です。
ポートレート撮影はモデルさんとの撮影リズムが大切ですが、そのタイミングを崩すことなく撮影が出来る部分で大きな支持を得ていると改めて実感しました。
α7RⅣ + FE 135mm F1.8 GM / F1.8 | 1/250 | ISO250
横顔の瞳部分を通常のフォーカスモードでピントを合わせて撮影するのは中々難しいですが、瞳AFはしっかりと反応します。
SONY渾身のGMシリーズにα7R IVの6100万画素センサーとAF性能、開放での撮影で瞳やまつ毛にピントがビシっと来ている写真を見てしまうと、他の機種は使えなくなってしまいそうです。
α7RⅣ + FE 135mm F1.8 GM / F1.8 | 1/250 | ISO250
最新XDリニアモーターを内蔵したFE 135mm F1.8 GMは超高速AFが可能、ピント合わせのストレスは一切感じませんでした。
プライベート撮影は勿論、本格的な宣材写真もさっとこなす潜在能力を持ち合わせた組み合わせです。
新開発の約6100万画素のセンサーは髪の毛やまつ毛はもちろん、肌の質感やコンタクトレンズのフチまで鮮明に映し出します。
今までフルサイズを超えた大型センサーが主流であった超大伸ばしも、この描写力であれば充分耐えうると感じました。
α7RⅣ + FE 135mm F1.8 GM / F1.8 | 1/2000 | ISO100
余談ではありますが、動物のヤギにも動物対応 瞳AFは反応しました。
ちょっとした難しいフレーミング(瞳の場所)でも難なく合焦させるのは流石の一言。
人物メインのイメージがある瞳AFですが、SONYだからこそ楽しめる動物撮影にも是非挑戦して頂きたいです。
α7RⅣ + FE 135mm F1.8 GM / F7.1 | 1/2000 | ISO2500
羊にもしっかりと瞳にピントが合焦しました。
真っ黒の毛並だったので、流石に瞳AFは反応しないかと思っていましたが、しっかりと認識する性能には驚きました。
この性能であれば黒ネコなど、なかなかピント合わせが難しい動物にも安心して使用出来そうです。
α7RⅣ + FE 135mm F1.8 GM / F7.1 | 1/250 | ISO250
陽のあたっているところ、陰になっているところ、明暗差がある状態でも瞳をしっかりと認識してくれます。
更に暗くなっている部分も毛並み一本一本まで綺麗に解像しており、新開発のセンサーは画素数が多いだけでなく、階調表現も豊かでセンサーの進化を改めて実感しました。
画素数ばかりに目が行ってしまう本機ですが、AF性能も大幅に上昇しており、ポートレート撮影でも抜群の使いやすさを提供してくれました。
今後はより難しい撮影にも挑戦してみようと思います。