【SONY】この季節に咲く花(16)
寒くなりました。
屋外で撮影するのも億劫になってきました。
そんな時でも撮影をするのは、撮りたいものがめぐる季節にあるからです。
今回は、この花です。
「梅 ウメ」です。
まだ、早いのではないかと思われる方もいらっしゃるでしょう。
品種によっては、もう咲いているのです。
いつもの公園に他の目的で、行ったのですが梅園がありまして、その中の1本が咲いておりました。
このように、まだ、蕾の状態が多いのですが、2月、3月が最盛期の品種が多い中、
1月に咲いているので、「八重野梅 ヤエヤバイ」と私が判別しました。
梅はもともと日本に自生しているのではなく、奈良時代に中国から渡来(一説には九州に自生)したと言われてます。
梅は大きく分けると、野梅系(原種に近い)、紅梅系(枝の中の髄が紅色)、豊後系(アンズとの交雑で実が大きい)の
三系になります。
その中に、花だけ観賞の「花ウメ」、果実の収穫が主な「実ウメ」がありますの区別は厳格ではありません。
春の被写体には、「桜」が人気です。
その前哨戦の桜の仲間、バラ科、「梅 ウメ」の花を眺める時、梅干しを食べる時、梅酒を飲む時、これはどこの仲間かな、
なんて思っていただければ幸いです。
この写真を撮っていると近くの藪から出てきた小鳥が一羽。
「鶯 ウグイス」です。この時期は「ホーホケキョ」と鳴かず、「チャッ、チャッ、チャッ、」と舌打ちのような鳴き声(地鳴き)をしてました。
「ホーホケキョ」のさえずりは2月の終わりから練習をはじめます。中途半端な「ホーホケ」の鳴き声を何回か聞いたことがあります。
良く「梅に鶯」と言ってますが、蜜を吸いに行くメジロ(意外と大胆)が良く止まってます。
梅に大胆なメジロの参考画像は、↓
それをウグイスと勘違いしたり、花札の絵からきています。
実際はウグイス(用心深い)が止まることは滅多になく蜜は吸いません、虫や木の実を食べます。
梅園の梅の木にメジロ、藪にウグイスの関係からきた言葉だと思います。
【参考文献】
鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670 永井真人 著 茂田良光 監修 出版社 : 文一総合出版
鳴き声と羽根でわかる野鳥図鑑 吉田 巧監 岩下 緑音声監修 出版社 : 池田書店
ウメハンドブック 大坪 孝之 (著), 亀田 龍吉 (写真)出版社 : 文一総合出版
色と形で見わけ散歩を楽しむ花図鑑 大地佳子 (著), 小池安比古 (監修), 亀田龍吉 (写真)出版社 : ナツメ社
葉っぱで見わけ五感で楽しむ 樹木図鑑ネイチャー・プロ編集室 (著, 編集), 林 将之 (監修, 写真)
改訂版散歩で見かける街路樹公園樹 庭木図鑑 葛西愛(著)三省堂
フィールドベスト図鑑 4巻 花木・庭木 西田 尚道 (監修) 学研
最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。