
【SONY】この季節に咲く花(18)
寒い日も続き、突如、暖かい日が来るような安定しない季節ですが、いかがお過ごしでしょうか。
そんな中に毎回、近場の公園で散策しております。
カメラは、その時の私のお供です。
さて今回は前回、17で紹介して「ロウバイ」も早春に香る花ですが、もう一種、香る花を添えます。
「水仙・スイセン」です。
地中海沿岸が原産で、中国から室町時代に渡来しました。
これが野生化して「二ホンズイセン」と自生しております。
特に、他のスタッフのブログでも野生の「二ホンズイセン」の群生写真が紹介してましたが見事です。
名前の由来は、水辺に育ち、仙人のように寿命が長く、清らかなという意味から名付けられたと言われてます。
葉です。
全草がアルカロイド系の毒を持っています。
匂いが全然違うので単品では区別がつくのですが、家庭菜園で、ニラやアサツキと葉が似てるので、
近くに栽培して一緒に収穫して誤食事故が起きています。
栽培場所は、注意が必要です。
学名はギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスが池に映った自らの姿に心酔してスイセンの花になった事に由来します。
あと、9月末ぐらいから我々カメラマンがモデルにお世話になってます。
「彼岸花・ヒガンバナ」科、ヒガンバナの仲間でもあります。
別名、雪中花(せっちゅうか)。
【参考文献】
フィールドベスト図鑑16巻日本の有毒植物 佐竹元吉 (その他) 学研
薬草・毒草を見分ける図鑑: 役立つ薬草と危険な毒草、アレルギー植物・100種類の見分けのコツ 磯田 進 (監修)出版社 : 誠文堂新光社
「花と木の名前」1200がよくわかる図鑑 阿武 恒夫 (監修)出版社 : 主婦と生活社
大きくて見やすい! 比べてよくわかる! 山野草図鑑 (朝日園芸BOOKS) 金田/洋一郎(著) 朝日新聞出版
色と形で見わけ散歩を楽しむ花図鑑 大地佳子 (著), 小池安比古 (監修), 亀田龍吉 (写真)出版社 : ナツメ社
帰化&外来植物 見分け方マニュアル950種 森 昭彦 (著, イラスト, 写真)出版社 : 秀和システム
最後に問題です。
写真はある植物の冬芽です。さて何でしょうか。
ヒント:梅雨の頃、我々カメラマンのモデルになってくれる花を咲かす植物です。
答えは最後に。
答えは、アジサイです。春を待つアジサイの冬芽でした。
春はもうすぐです。
この事態も、冬の季節のように早く終わるようになると良いですね。
最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。