この季節、桜を撮ったブログが多いと思いますので、私は桜の足元に咲く花に注目したいと思います。
いろんな野草が芽を出し、花を咲かせてくる春、今回はこれを取り上げたいと思います。
「ノゲシ・野芥子」と言います。
道端や街路樹の下、公園、空き地にも生えているところを見られてる方が多いのではないでしょうか。
よく見かけるけど名前は知らない、植物の一つだと思います。
この時期のタンポポと並ぶ、キク科の植物です。
主に春に咲くので、「ハルノノゲシ」とも呼ばれてます。
古い時代に中国からやってきたと考えられてます。
名前の由来は、この葉がケシの葉に似ていて、野に生えているので「ノゲシ」です。
葉は周辺がとげとげしいので、触ると痛いかと思うと柔らかいです。
この葉は食草になります。
若葉は、おひたし、胡麻和えにすると少々苦いですが美味しいです。
アメリカでは、葉をサラダに使っているようで、日本では天ぷらかな。
あと、薬になるようで、滋養強壮に効く健康茶、乾燥した全草を適量、水を適量、煮出して服用すると良いようです。
特に問題はないようですが、お試しは自己責任で。
タンポポのように綿帽子になって、種が飛んで増えていきます。
種は土中、1年の寿命ですが深い土中では100年に達します。
家畜の飼料としたことから、ウサギ草、ウマゴヤシ、また形態や切ると白い乳液がですので、ケシナ、チチグサ、タンポコなど方言名があります。
私も、通勤路の工事現場に何気なく生えていたこの野草が食用、薬用にもなる事を調べて分かりました。
【参考文献】
大きくて見やすい! 比べてよくわかる! 山野草図鑑 (朝日園芸BOOKS) 金田/洋一郎(著) 朝日新聞出版
帰化&外来植物 見分け方マニュアル950種 森 昭彦 (著, イラスト, 写真)出版社 : 秀和システム
最新版 街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本―収録数600種以上!岩槻 秀明(著) 出版社秀和システム
色で見わけ五感で楽しむ野草図鑑 高橋修 (著), 藤井伸二 (監修) ナツメ社
四季の雑草図鑑 稲垣 栄洋 (監修)出版社 : 宝島社
牧草・毒草・雑草図鑑 清水 矩宏 (著), 森田 弘彦 (著), 宮崎 茂 (著), 広田 伸七 (著)出版社 : 畜産技術協会