【SONY】この季節に咲く花(41)
まだ、クリスマスも来ていませんが、今年もあと10日ちょっとで終わりを迎えます。
冬を迎え、体調を崩しやすい方も多いようなので、お大事になさってください。
今年最後は、冬のお花見と行きましょう。
前回行った公園には、冬に咲く桜が何種類かあります。
撮影はいつもの装備、SONY α7RIV ILCE-7RM4Aに
TAMRON 150-500mm F5-6.7 DiIII VC VXD A057S (ソニーE用/フルサイズ対応)を付けて、おこなっております。
まずは、この桜です。
「ジュウガツザクラ・十月桜」と言います。
名前通り、十月頃から、ソメイヨシノが咲く四月頃まで咲く桜です。
八重咲きで花の大きさは2.8~3.8㎝、ソメイヨシノより一回り小さい花です。
派手ではないですが、青空に桜は似合います。
街路樹で、結構植えられています。
この時期に白い花がチラチラ咲いている木があれば、この桜の木かもしれません。
「ヒマラヤザクラ・ヒマラヤ桜」と言います。
中国南部からネパール、インド北部、ヒマラヤ山脈に分布する品種で野生種です。
桜は、ヒマラヤが原産と言う説があります。
日本には1960年代に輸入されました。
広島など緑化樹として植栽されてます。
秋に咲く珍しい桜です。
この桜は二酸化炭素や窒素酸化物の吸収率が高い(二酸化炭素はソメイヨシノの約5倍)とされ、
地球温暖化対策の材料の一つとして注目されてます。
しかし、東京のような地域では、開花後に展開する新葉が寒さで落葉してしまって育たないので広まらないようです。
更にこの桜です。
「コブクザクラ・子福桜」と言います。
最近、広まっている栽培品種です。
ジュウガツザクラとも似てるので間違えられるのですが、ジュウガツザクラは花弁がピンクなので、見分けが付きます。
大きな都市公園には、あったりします。
実は、私のよく撮影散歩する公園にもあります。
小果柄に複数の果実をつけるので、この名前になりました。
写真を撮るにあたって、春の桜にばかり向きがちですが、この寒い時期、地味にひっそりと咲く桜にも注目していただければ幸いです。
【参考文献】
サクラハンドブック大原 隆明 文一総合出版
日本の桜 (フィールドベスト図鑑)10巻 学研
江北の五色桜 : 荒川堤の桜ガイドブック「江北の五色桜」編集委員会 編 江北村の歴史を伝える会
撮影していると、足元でゴソゴソ集まって来ました。
「スズメ・雀」達です。模様がしっかり映し出されるので、博物写真には高画素カメラはもってこいです。
最近、減ってきている話を聞きますが、ここには餌の昆虫、巣を作る場所が豊富な為、結構見かけます。
都会のスズメは貴重になってきてるので、保護が必要な様です。
今年は、これが最後です。
来年も、よろしくお願いいたします。
最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。