【SONY】この季節に咲く花(42)
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
今回はSONY α7RIV ボディ ILCE-7RM4A + マウントアダプターLA-EA5 + SIGMA APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSMで撮影致しました。
今年 最初は、こちらです。
「センリョウ・千両」と言います。
原産国は、東南アジアの暖帯~熱帯地域です。
日本では関東から沖縄に分布してます。
この寒い時期、この赤い実はひときわ目立ちます。
花のない季節、木の実が、今回は代わりです。
赤い実と緑色の葉が美しく、名前が千両とめでたいので、お正月に生け花に使われている植物です。
実の大きさは、5ミリ~7ミリほどです。
よく見ると、黒い点があります。
これは「センリョウ・千両」の花が花弁や萼弁がなく、雄しべ、雌しべだけの原始的な花の跡になります。
更にもう一種、センリョウがあるなら、こちらです。
「マンリョウ・万両」です。
名前の由来は、センリョウより実が大きい為、上の位、マンリョウとなりました。
これも、めでたいお正月に生け花に使われている植物です。
実が大きいから、味が良いわけではありません。
鳥には人気がありません。
両方あると、メジロやヒヨドリはセンリョウの実を選んでついばみます。
しかし、冬なにも無くなると、仕方なく食べ始める実の様です。
この不人気も計算の内で、種を広めるために必要な事でした。
マンリョウの実は、鳥が食べなければ翌年、枝に夏まで残ります。
そして、日本から園芸目的で運ばれた、アメリカ南部では鳥が種を運んで、あちこちに増え、侵略的外来種になってます。
【参考文献】
身近な草木の実とタネハンドブック多田 多恵子 (著)出版社 : 文一総合出版
改訂版散歩で見かける街路樹公園樹 庭木図鑑 葛西愛(著)三省堂
葉っぱで見わけ五感で楽しむ 樹木図鑑ネイチャー・プロ編集室 (著, 編集), 林 将之 (監修, 写真)出版社 : ナツメ社
フィールド・ガイドシリーズ23 葉で見わける樹木 増補改訂版23 (小学館のフィールド・ガイドシリーズ)林 将之 (著)出版社 : 小学館
花木・庭木 (フィールドベスト図鑑)西田 尚道 (著)出版社 : 学研プラス
『樹に咲く花 離弁花1』 山と溪谷社(山渓ハンディ図鑑) 茂木 透 (著), 勝山 輝男 (著), 太田 和夫 (著), 崎尾 均 (著), 高橋 秀男 (著),
石井 英美 (著), 城川 四郎 (著), & 1 その他
樹に咲く花―合弁花・単子葉・裸子植物 山と溪谷社 (山渓ハンディ図鑑)茂木 透 (著), 勝山 輝男 (著), 太田 和夫 (著), 崎尾 均 (著),
高橋 秀男 (著), 石井 英美 (著), 城川 四郎 (著), & 1 その他
ちなみに、「マンリョウ・万両」は実が葉より下につき(千両より華やか)に対して、「センリョウ・千両」は葉より上に実がつく
(万両より軽い)も名前の由来になっております。
おめでたい植物、近所の花屋さんで見かけたら、私は門松の中に「センリョウ・千両」が入ってるのを見かけました。
関心いただけたら幸いです。
今年は、寒い冬が久しぶりにやってきております。お体に気をつけてフォトライフをお過ごしください。
最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。