【SONY】やっぱりα7RIIIが最高なのかもしれない。
いくつかのメインカメラを乗り換えて現在はライカMデジタルを使っています。レンジファインダーならではのクセや不便な部分はあるものの描写やその存在自体には大満足。これ以上カメラは変えなくてもいいかなと思った矢先、過去持っていたカメラの存在が何だか引っかかります。SONY α7RIII、いいカメラだったな、と。
一度手放したカメラやレンズを買い戻す事はほとんどありませんが、今回ばかりは前向きに要検討。
ライカで使っているメインレンズのズミクロン50mmF2固定と、SONY FE 70-200mm F2.8 GM OSS IIを携えていざ房総へ。
久しぶりのEVF、覗くとそのまま世界が広がっているので感動してしまいました。
ミラーレスカメラであればなんだってそうではありますが、好んで使っているオールドレンズの味わいをシャッターを切らずとも堪能できるのはやはりいいもの。
ピーキングも大したものです。コントラストが一番大きい場所の検出であるがために本来のピントピークを外れることもままありますがそんなことは気にならない精度。色もよければ使い勝手もいい、おまけにヘリコイド付きアダプターで近接に強くもなってしまえばフルコース、揺らぎます。
初夏とは言い難いほどに暑くなってきた海岸沿い。海霧を浴びながら。
現代レンズではおよそ再現されない70年前の描写を好き放題、軽快に。
久々の高性能機に体がついていけるのか、一抹の不安を覚えながらズミクロンからFE 70-200mm F2.8 GM OSS IIにスイッチ。すぐに杞憂だと気がつきます。
以前このカメラを持っていた頃もAFのレンズは使っていなかったため、ちゃんとAFに頼るのは実に約6年ぶりのこと。
たまに借りる事こそあれど、実はズームレンズを使うのもそれ以上ぶり。
速い、と思うよりも先に焦点が合うことに感動。そのスピードは考えるよりもはるかに速く、そして正しく、撮影を完璧にサポートしてくれます。
何もしないでも撮れるとはこのこと。その分、自身の腕と構図の作り方が強く試されるのを感じながら心地よいシャッターを何度でも。
思いの外寄れるのも体感してみて心動かされるポイントのひとつ。
望遠寄りのズームレンズに抱く印象や、ふだんレンジファインダーのレンズばかり使っているからこそ感じる利点かもしれません。
ミラーレスカメラの中でもSONY αシリーズは特に多くの種類からモデルを選ぶことが出来ますが、私にとっては数年慣れ親しんだこの形と画素数、バッテリーが相性が良いようです。
試しに世代を遡ったボディや、最新のモデル、はたまた高感度耐性の強いSシリーズも試してみた上での結果でした。
買い戻すのは一度手放した手前少しハードルが高いですが、それが出来るのが中古カメラのいいところ。
終売しても、世代が変わっても、自分にとってのお気に入りを見極めながら気軽にカメラライフを楽しんでみてください。