【SONY】よりスナップが楽しくなる単焦点レンズ3選
季節を問わずいつでも撮影できるスナップ。
だからこそ、コンパクトで軽量なレンズを組み合わせたくなります。
今回はスナップにピッタリな手軽に持ち運べる単焦点レンズをご紹介いたします。
「SONY FE 35mm F1.8 (SEL35F18F)」、「SONY FE 50mm F2.5G (SEL50F25G)」、「SONY FE 85mm F1.8 (SEL85F18)」の3本です。
お店でスナップ用のレンズの購入相談を受ける際、よく聞かれるのが「どの焦点距離がよいのか」という質問です。
単焦点レンズですと、ズームレンズと違い焦点距離を変えることができないので、焦点距離選びが重要になってきます。
なので、今回はそれぞれのレンズで焦点距離の違いによる、描写の違いから比較していきます。
まず、画角の違いです。
同じ位置から撮影した各画角ごとの比較写真です。
35mmは人の見ている範囲に近い画角です。
風景撮影のような感覚で、スナップを撮る場合にオススメです。
50mmは物と物の距離感が人の見ている距離に近い画角です。
見たままに近い、自然なスナップを撮る場合にオススメです。
85mmは物を集中して見た時の範囲に近い画角です。
被写体を際立たせてスナップを撮る場合にオススメです。
また各焦点距離で、被写体を同じ大きさに撮影した際の背景の写る範囲も異なります。
望遠であれば望遠であるほど、背景の写る範囲が狭くなるので、余計な情報が入りにくくスッキリと撮影できます。
被写体を際立たせつつ、周辺の様子も描写したい場合は広角が適しています。
各レンズでスナップ写真を撮影したので、画角ごとにご紹介します。
また、今回組み合わせたボディは、α7C II(ILCE-7CM2)です。
軽量コンパクトで取り回しの良い、ハイスペックなフルサイズのボディです。
7段の手ブレ補正が搭載されているのも、スナップ撮影においては嬉しいポイントです。
はじめに35mmの写真です。
シャッタースピードを少し遅く設定し、わざと人をブレさせることにより、往来の忙しなさを強調しました。
こうした撮影を行う際は、ILCE-7CM2の7段の手ブレ補正のおかげで、周辺のブレなく撮影することができます。
35mmの広めの画角で撮影することで、より多くの歩行者を捉えることができ、雑多さが感じられるようになっております。
次に50mmの写真です。
50mmは1番距離感が視野に近い画角なので、パッと見て画になるな、と思ったものを撮影しました。
写真の自然さが出る反面、凡庸に感じやすい画角なので、被写体選びが重要になる画角だと感じました。
最後に85mmの写真です。
85mmは圧縮効果を活かして撮影をしました。
圧縮効果とは、遠くにある物と近くにある物の遠近感が少なくなる効果です。
これにより、遠くにある被写体がグッと手前に迫っているように撮影でき、迫力のある画になります。
気になる画角は見つかりましたでしょうか。
ぜひ参考にしていただければと思います。