
本格的にカメラに触れて5年ほどが経ちました。右も左も、マウントの名前もカメラの構え方もよく分からない中、人に選んでもらって初めて手にした組み合わせが、SONY α7III + Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA でした。
幸いその後も様々な機材を使用する機会に恵まれましたが、初めて見たものを親と認識するように、やはりいつ使ってもなんだかほっとするのがこのボディとレンズの組み合わせです。
発売からα7IIIは約7年、またFE 55mm F1.8に関しては約12年。メーカー問わず続々と新機種が登場する中で、後継機に劣らぬ勢いのままこのボディとレンズが新品、中古市場ともに長く愛されている理由を改めてお伝えします。
さて、寒暖差激しく呼び方にも悩む曖昧な季節ですが、街中でもちらほらと紫陽花を見かけるようになりました。だんだんと梅雨の訪れを感じます。
まだ見頃とは程遠いタイミングだったので、葉と葉の間を覗くようにして紫陽花を鑑賞。こうして目に見えている以上の感動を受けるのはフルサイズならではの描写力のおかげです。
ミラーレスカメラ業界の中でも根強い人気を誇るSONY α7IIIは、約2420万画素の裏面照射型CMOSセンサーに、瞳AFをはじめとした高性能なAFシステム、そして3.5軸のボディ内手ぶれ補正を持ちます。
昨今は4000〜6000万以上の画素数を持つ高画素機もラインナップとして多いですが、大きく印刷する用途やトリミングなどを頻繁に行わないのであれば、約2420万画素という画素数は十分と言えます。保存や処理に影響が出てしまう高画素のデメリットも踏まえると、スナップや簡単なポートレートなどがメインの筆者にとってはかなりちょうど良い画素数です。
開放F1.8で撮影した、薄いピント面がよく際立つ1枚。
「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA」レンズのスペックですが、人の視野角に近いと言われている55mmという焦点距離に、長さ70.5mm、質量約281gと片手サイズのコンパクトさを実現している万能レンズです。大口径レンズ=重くて大きい、という懸念点を払拭してくれる高性能ながら手に取りやすい1本とも言えます。
様々なメリットがあれど、やはりカメラでしか味わえないこの解像度やなめらかなボケ感は1度味わうと忘れられません。
王道中の王道である本レンズですが、撮影環境や被写体の背景によってはぐるりと円を描くような癖のあるボケが生まれます。あるとき知らずに現れたこのボケ感に驚きましたが、ツァイスレンズならではの味のある特徴が個人的にとても好きです。現行のレンズながらも、オールドレンズライクな描写も楽しめます。
F4 まで絞って撮影しています。開放時の描写力もさることながら、絞ったときのシャープさや、立体感、また高コントラストは本レンズの魅力をより一層際立たせてくれます。使うたびに、結局FE 55mm F1.8に戻って来てしまうなと感じる色合いです。
見上げてみたり、屈んでみたり、撮影時は少し窮屈な体勢になる場面もしばしば。スナップメインの筆者からするとなるべくカメラを目立たせずストレスなく撮影を行いたいシーンも多いので、そんなときはチルト式液晶がかなり役に立ちます。コンパクトさを備えたα7Cや同じ無印の後継機種α7IVと本機が比較されることは多いですが、性能面よりまず先にこのチルト式液晶であることが個人的に重要なポイントでもあります。
高感度性能に優れた裏面照射型CMOSセンサーの搭載に加えノイズの乗りにくいα7IIIと、F1.8の明るさを持つFE55mmの組み合わせは暗所における撮影でも強いタッグです。薄暗い室内やまた夜間のスナップも安心して撮影に臨めます。
長年愛するSONY α7III + Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZAの魅力をお届けしました。
ある人にとっては始めの1台として、またフルサイズ機へのステップアップとして、あるいは戻ってくる場所として、多種多様なシーン、どんなカメラユーザーにも適応するそんな万能な組み合わせです。また新品はもちろん中古市場も在庫が潤沢なため、価格帯の面を見ても幅広く検討していただけるのではないでしょうか。
長く長く使いたくなるこの組み合わせ、ぜひお試しください。
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