【SONY】動画で切り取るという選択肢【Leica】
SONY ILCE-6500 + CarlZeiss Makro-Planar T* 50mm F2
本日ご紹介するMapTimesで使用した機材はこちら
SONY (ソニー) α6500 ボディ ILCE-6500
Carl Zeiss (カールツァイス) Makro-Planar T* 50mm F2
SIGMA (シグマ) マウントコンバーター MC-11 キヤノンEFレンズ/ソニーEボディ用
前回はジンバルを使った動きのある動画をご紹介しました(ジンバル動画の世界)が
今回はカメラを固定して撮影した動画をご紹致します。
対象物が大きくなければ室内でも気軽に撮影できるので練習や挑戦にはオススメです。
まずは結果からご覧ください。
↓↓結果作例↓↓
カメラを固定することのメリットとして、4Kの解像度を最大限引き出すことができる点というのは非常に大きいです。
また、安定した構図を組みやすくなることも挙げられます。
ジンバルを使ったカメラワークをとは異なり再現性が高いというのもその一つですが、今回はLEDライトを手動で動かしながら当てているので必ずしも再現性が高いとは言えないものの、
構図をそのままにライティングを調整しつつ繰り返し撮影できたということで、非常に安心感がありました。
まず、部屋の一角にローテーブルを設置して、背景となるものを用意しました。
今回私はトレーシングペーパーを使用しました。
カメラを三脚に固定して構図とフォーカス位置を決め、RecしつつLEDライトを動かします。
基本的にはこれを繰り返していくだけです。
見せたいポイントと構図を考えつつ複数パターンを撮ります。
LEDライトを動かしつつフォーカス位置を移動させる方法もありますが、動きが複雑で難儀しました。
カメラを固定するというのは4K撮影においてその鮮明な画質を最大限活かせる方法の1つでもあるとお話ししましたが、
片手でライトを動かしつつもう片手でフォーカスリングを回すと、固定しているとはいえどうしても微動が生じてしまいます。
それはレンズそれぞれのフォーカスリングの重さにもよりますが、手動での制御となるとブレを抑えつつフォーカス移動させるのは容易ではありません。
特に今回はマクロレンズを用いて接近した撮影でしたので、その現象が顕著に現れます。
固定映像の中にそういった微かなブレが生じてしまうと目立つので注意が必要ですが、スマートフォンなどの小さな画面で見ているにはさほど気になりません。
PCのような大きな画面での閲覧を想定する場合には注意深く確認が必要です。
6K、8Kが話題に上がるようになり、4Kはごく当たり前に思われがちですが、4K映像もまだまだ感動を与えてくれます。
一部カメラが移動しているカットがありますが、ここは三脚固定したジンバルをアプリケーションを使って操作しています。
手動でジンバルを持って操作すると、動作速度の均一性を保つことが非常に難しいのですが、
アプリケーションを用いてスマートフォンから操作することで安定感を得ることができます。
今回はフルサイズ対応50mmレンズを使用しました。
SIGMA (シグマ) マウントコンバーター MC-11 キヤノンEFレンズ/ソニーEボディ用を介して
SONY (ソニー) α6500 ボディ ILCE-6500に装着すると75mm相当になります。
さらに4K30fps撮影の場合は約1.2倍のクロップがかかりますので換算90mm相当ということになります。
90mmともなると被写体の歪みもほとんどん無くなりますので、すっきりとした印象にまとまります。
表現の方法としてどのような焦点距離を使うのか、フォーマットサイズ、露出値、今回だと照明の硬さや角度、そのほか設定の諸々、セオリーがあるにしても選択すべきことがたくさんあります。
模索しながら試行錯誤するのも楽しみの醍醐味の1つだと私は考えております。
それがまた勉強になって次の選択肢を広げてくれます。
是非みなさんも愛機を思う存分に撮影してみてください。
最後までお付き合いありがとうございました。