ここ数日は不安定な天気が続き、気温が下がり日中も少し過ごしやすくなってきましたが、ほんの少し前までは日中は暑い日が続きつつも日が落ちて来るにつれ涼しくなり、少し秋めいてきました。
そんなちょうど【夏と秋の間】と言える時期をα7RⅣ+FE 100-400 F4.5-5.6 GM+三脚を中心にα7Ⅲ+FE 35mm F1.8の2台で撮影してみました。
まずは夏と言えばやはり青空と雲。
α7Ⅲ+FE 35mm F1.8
近くの公園の池でカルガモを撮影しました。
α7RⅣ+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM
前日、降っていた雨の影響で水かさが増し、普段なら見える杭が水没しているためカルガモが水面に立っているような状態になっていました。
池に反射する太陽光がまだまだ夏らしさを感じさせてくれます。
青々とした葉を透けるように撮影しました。
α7RⅣ+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM
拡大すると透けた葉脈まで見ることが出来ます。さすがα7RⅣと感じました。
日が落ち始めると日中の青空から秋らしい夕景が顔をのぞかせ始めました。
α7Ⅲ+FE 35mm F1.8
まだまだ秋本番の夕景とはいきませんがオレンジに染まり始めています。
そして完全に日が落ちた夜。
夏本番と違い夜は涼しくなってきました。そこで少しだけ早いのですが「秋の夜長」ということで夜散歩に出かけてみました。
夜は秋らしく空気が澄み始め、月が綺麗になってきました。
今年の十五夜は10月1日ですが少し早めのお月見を楽しみました。
α7RⅣ+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM
拡大するとクレーターも綺麗に描写されております。
ここでテクニックとまでは言えませんがちょっとした月の撮影方法をご紹介します。
まずカメラの設定はシャッタースピード、F値、ISO感度それぞれを手動で設定する【マニュアル】にします。月は非常に明るく、満月を撮影する際の設定はシャッタースピード:1/800、F値:8、ISO感度:400がオススメです。こちらを基準に月齢に合わせて設定を変更し白飛びしないように調整します。
またフォーカスも【マニュアル】にしてMFアシストをONにしておくとピントも合わせやすくなります。
上記の様に設定することで綺麗にクレーターまで撮影することができます。
そしてもう一つが「ホワイトバランス」です。
ホワイトバランスを変更することで月の色を変えることが出来るので好みの色で撮影できます。
次の写真はそれぞれホワイトバランスを変更して撮影したものです。
太陽光は白、曇天はやや黄色味がかり、日陰は曇天よりさらに色が濃くなります。電球に至っては真っ青になりますが、幻想的な印象になります。
河川敷から見える夜景の撮影もしました。
α7RⅣ+FE 35mm F1.8 WB:曇天
夜景の撮影で活躍してくれるのが以前「動画撮影と可変式NDフィルター」にてご紹介させて頂いた「NDフィルター」です。
シャッタースピードを遅くしつつ露出を適正に出来るNDフィルターは夜景でも活躍してくれます。
α7Ⅲ+FE 35mm F1.8+MARUMI(マルミ) CREATION VARI ND 77mm
せっかくなので星空の撮影にも挑戦してみました。
月明かりが薄くかかった雲を照らしており、星もうっすらと見えます。
α7Ⅲ+FE 35mm F1.8
α7RⅣ+FE 35mm F1.8 WB:電球
※一部拡大
街中より多少は光源の少ない河川敷とは言え、星の撮影は明るい星がちらっと写っているだけだろうと思っていましたが予想外にも肉眼には見えない星々を撮影することが出来ました。
都内であってもうっすらとは言え、星を撮影できたことに正直感動いたしました。
夜の撮影は初めてで夢中になってしまい気づけば深夜になっていました。
本格的な秋が始まれば渡り鳥、紅葉、月、季節の花々、澄んだ夜景、夜空などそれぞれの秋を楽しめます。
皆様もカメラでそれぞれの秋を楽しんでみてはいかがでしょうか。