週末の夕暮れ時、緑が多い近所をカメラ片手にゆっくりと散策してきました。
紅葉の彩は、まだまだ緑色が多く真っ赤に染まるのはあと一週間くらいかかるかな等と思いながら木々を見上げて歩いていきます。
昼間のうちは天気が良かったのですが、少し曇ってきたこともあり薄暗い森の中です。
11月が近くなり、さらに日が落ちるのが早くなりました。
夕焼けに染まっていく空を見ようと展望広場に集まった先客がいました。
この森の中は大きな公園になっていて、サイクリングなどを楽しむ人で賑わっています。
展望広場から見えるのは丹沢山塊の稜線。
天気や時間によって、空の色が全く違う雰囲気を演出してくれます。
この時間は仄かな夕焼けの赤が差し込み、稜線のシルエットに華やかさをプラスしています。
空を見上げると、電線に重なる飛行機雲が楽譜のように見えて少し面白い絵だったのでシャッターを切りました。
紅葉や黄葉が目につく森の参道を進んでいきます。
ジョギングをするのにちょうど良い気温になっていたためか、夕暮れ時のランナーがたくさんいました。
この時期に山桜が開花。皆様も見上げてみてください。
今年の桜の木は、紅葉前に落葉してしまっている木が多く見られます。
このような年は、花芽に休眠の指示がちゃんと出ずに狂い咲きを起こしてしまうことがあるそうです。
少し歩いて公園のカフェがある広場にやってきました。
この広場には地元ボランティアが植えた野草の花壇や、季節の野菜を植えた畑があります。
野菜にはそれほど詳しくありませんがこちらの植物が里芋なのは分かりました。
葉っぱは子供の傘になりそうな大きさにまで育っていました。
こちらは人参です。
土の中にはどのくらい大きな人参があるのだろうと、葉っぱがかなり伸びていたので気になってしまいました。
蔓性の植物の間から光がこぼれて水玉模様のようになりました。
少しばかり玉ボケがやりすぎかなと思いつつ、光の表現が美しいというアピールということで…。
すっかり周りが薄暗くなって、通りの街灯が点灯し始めました。
花壇の花を主役に、街灯の明かりをアクセサリーのように撮影。
綺麗に玉ボケが作れるレンズなら、こういう遊びも楽しめます。
今年いろいろなところで見かけるキバナコスモス。
元気が出るようなオレンジ色の花は遠くから見ても鮮やかです。
さて、そろそろ帰ろうかなと思ったところで歩道の脇にススキが伸びていました。
ススキの姿を見ると、秋の気分になります。
普段人気の大きな滑り台にも人がいなくなり、周りは暗くなってきました。
にぎやかな公園に静けさが訪れてしまったので私も帰宅することにします。
今回使用した機材はこちらです