大型アップデート内容α9 | 大型アップデート内容α7RIII / α7III |
ニコン、キヤノンから遂に新機種が発売され、パナソニック、シグマも参戦を表明しているフルサイズミラーレス市場。その新勢力に対抗すべく、昨日(1/16)にソニーからα9・α7RIII・α7IIIの機能と性能が大幅に向上するアップデートが発表されました。今までのαユーザーはもちろんですが、これからフルサイズミラーレス機を選ぶ方にも朗報と言える今回の大型アップデート内容をまとめてみました。ソニーらしい最新技術がたくさんフィードバックされてありますので是非ご覧ください!
まずα9ですが、今年3月にVer.5.0、今年夏頃にVer.6.0をリリース予定とのこと。注目の『動物瞳AF』はVer.6.0で実装予定です。
Aiによる瞳検出をさらに強化した『瞳AF』の進化
シャッターボタン半押しで作動/瞳の左右選択/動物瞳AF
瞳を検出してピントを合わせ続ける「リアルタイム瞳AF」の性能がさらに進化。精度・速度・追随性・操作性が向上しました。また、シャッターを半押しするだけで瞳AFが作動。ピントを合わせたい瞳の左右を切り換えることも可能です。そして、Ver.6.0では動物にも瞳AFが対応になる予定!大注目の追加機能です。
狙った被写体を自動検出・追尾し続ける
新開発『リアルタイムトラッキング』
AIによる物体認識を含む最新のアルゴリズムの採用により、被写体との距離、模様、輝度などの空間情報を高速に検出し、複雑な動きやスピードに緩急のある動体を高精度に認識し追尾し続けます。特に被写体が人物や動物の場合は、AIにより瞳の位置情報を並行してリアルタイムに認識します。また、カスタムキーに「押す間トラッキング」を設定しておけば、狙ったタイミングに追尾を開始することも可能。さらにタッチトラッキングを設定すれば、モニター上をタッチして追尾する被写体を選べます。
F16まで対応する像面位相差AFの精度向上
進化したアルゴリズムを採用することで、AF-Cかつ連写時にオートフォーカスが可能な絞り値をF11からF16に拡大。屋内スポーツなど照度の低い環境でも性能が向上しました。また、スローシャッター時など絞り値を大きく設定した撮影においても、迅速に自動でフォーカスを合わせることが可能です。
精度・速度・追従が向上した動画撮影時のAF
動画撮影時には、位相差検出AFとコントラスト検出AFを併用したファストハイブリッドAFのうち、位相差検出システムをより効果的に活用することでAFの精度・速度が向上。被写体の手前を何かが横切った場合や、絞り値を大きく設定した撮影時でも、スムーズでふらつきの少ないピント合わせができます。
タッチ操作によるフォーカスの進化
モニター画面上の被写体にタッチするだけで直感的にフォーカスを合わせるタッチフォーカスに加えて、新たに液晶モニター上を指でなぞることでスムーズにフォーカスの位置を変更できるタッチパッド機能にも対応。また、タッチトラッキング機能を設定しておけば、タッチによる被写体の選択と追従が可能です。
階調表現の向上とWBの安定性強化
カメラ内のJPEG生成アルゴリズムを最適化し、より滑らかな階調表現を実現。空のグラデーションなど、少しずつ変化する明暗差や彩度をより自然に再現します。また、連続撮影モード時に短い間隔の連写を繰り返す場合などに、オートホワイトバランスの正確性・安定性が向上しました。全体的な色再現性も向上し、画質全体の改良が図られています。
カスタマイズ性の向上と機能拡張
・ 前後ダイヤルや背面コントロールホイールの柔軟なカスタマイズに対応する「マイダイヤル」機能の追加。
・ メモリーカードの容量オーバー時に、もう一方のメモリーカードに記録先を自動で切り替えるリレー記録。
・ デュアルスロット記録メニューの静止画振り分け記録設定の選択方法を詳細化。
・ 撮影した静止画に5段階で設定できるレーティング機能と再生時の一覧性が向上する連写グループ表示を追加。
・ カスタムキーの設定に対応し、再生画面上で迅速に誤消去を防止できるようプロテクト機能を強化
・ インターバル撮影機能に対応(Ver.6.0)し、タイムラプス用の画像撮影をカメラだけで撮影可能。※付属ソフトの「Imaging Edge」「PlayMemories Home」でタイムラプス動画に編集できます。
スポーツや報道の撮影現場において、転送や納品をサポートする機能群を強化
・ アプリ「Transfer & Tagging add-on」を使用し、FTPバックグラウンド転送を使用したモバイル機器への画像転送が可能。さらに、転送した画像に音声やショートカットを用いてタグやキャプションを入力したり、ショートカット用の用語をパソコンで作成しモバイル機器に同期することも可能です。
・ 画像の転送後にモバイル機器上でIPTCメタデータを付与が可能。
α7RIII/α7IIIのアップデート内容はコチラ >>