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【SONY】春の訪れは望遠レンズと共に
2月も終わり、ずいぶんと暖かい日が増えて参りました。
まだまだ気温が下がる日もありそうですが、暦上では2月の下旬から3月の初旬にかけては雨水といい、本格的な春へ向かっていく期間とされています。
都内では梅が見ごろを迎えつつあり、寒い日もあれど視覚から春の訪れを感じられます。
梅が終わると矢継ぎ早に桜、菜の花とこれから撮影できる被写体に心が弾みます。
そんな春の花を撮影するのに欠かせないレンズ、それは望遠レンズです。
今回はα1 ボディ ILCE-1とFE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS/SEL70300Gの組み合わせで撮影に向かいました。
花の撮影というと普通はマクロレンズや単焦点のレンズを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
たしかに自分も、通常であればそういったレンズで撮影することの方が多いです。
しかし、春の花、特に代名詞である桜は木の上に咲いているため、広角のレンズでは花をクローズアップして撮影するのが難しいことが多いです。
勿論品種にもよるのですが、一番身近なソメイヨシノは手の届くところに花を咲かせることはあまりありません。
風景の一部として桜や梅を撮影する場合はもちろん広角や標準域のレンズが必要になるのですが、木ごとに撮影するとなるとロケーションや構図によって画作りが難しい場合があります。
その点望遠レンズであれば花をクローズアップして撮影ができるので、ロケーションに関わらず撮影をすることができます。
梅は種類にもよるのですが、低木が多いので単焦点で撮影することも可能なのですが、桜を撮ることも考え今回は望遠レンズで撮影していきます。
FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSSの素晴らしい点は、テレ側での最大撮影倍率です。
約0.9mまで近づいて撮影が可能なので、その時の最大撮影倍率が0.31です。
かなり大きく撮影できるので、桜や梅のような小ぶりな花も余計なものを入れずに切り取ることができます。
また、木の上の花を撮影する上で望遠レンズを使うメリットは、圧縮効果により枝が多く入らないことです。
花にクローズアップして背景を大きくぼかして撮影する場合、枝が入ると黒いぼけになります。
枝を背景に入れない方が、花のふわっとした柔らかさを表現できます。
いかがでしょうか、春の花を撮影するのにピッタリな望遠ズームレンズの魅力が少しでも伝われば幸いです。
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