【SONY】秋の行楽に『Cyber-shot DSC-RX100M6』という選択はいかがでしょうか
ソニー『Cyber-shot DSC-RX100M6』
35mm判換算で広角24mmから望遠200mmまでをカバーするRX100シリーズの高倍率ズームモデルとして2018年に発売されました。
上位互換の後継機『DSC-RX100M7』の登場もあり、既に生産完了となってしまいましたが、
高画質と高倍率という相反する要素をコンパクトにまとめた丁度良さで未だ中古市場で根強い人気を誇るモデルです。
朝晩は秋を思わせる涼しさを感じる時期になり、掲載するタイミングをやや逸した感は否めませんが、
3年振りに制限のない夏休みとなった今年の夏。本機をお供に楽しんでまいりました。
ヒラヒラと特徴的な飛び方をするハグロトンボを発見。
警戒心が強く一定の距離感を保ちながら、静止するの待って200mm域で撮影。
RX100シリーズの代名詞でもある1インチの大型イメージセンサーも相まって、スマホでは表現できない自然なボケ感で、ハグロトンボの体色がより強調されています。
【換算24mm相当】
【換算200mm相当】
広角端と望遠端の差を比較してみましたが、これだけズームレンジが広いと、超望遠に特化した野鳥やスポーツ撮影以外は、概ねオールマイティに活躍してくれると思います。
初代のRX100から広角側を広げ、望遠端は2倍の200mmまで伸ばしながら横幅・高さはほぼ同じサイズを維持しつつ、厚さは約6.9mmの差に抑え込んでいます。
ワイド端24mm相当時の最短撮影距離は8cmと、旅の記録を収めるには最適な性能です。
撮影者の「丁度良い」がコンパクトなボディにまとめられています。
ZEISSバリオ・ゾナーT*レンズの解像力は、コンパクトカメラということ忘れてしまうほどの緻密な描写です。
雨上がりのしっとりとした雰囲気を上手に表現してくれました。
こちらのカットは子供の動きと水流を表現しようと思い、1/10秒で切ったカットですが、最大4.0段の手振れ補正のおかげで効果的にブレを抑制しています。
グリップ部がフラットになっているため、片手で低速シャッターを積極的に使われる方は、貼り付けるだけで安定したホールディングを実現する
『アタッチメントグリップAG-R2』がおすすめです。
スマホ感覚で持ち運べるサイズ感は「今撮りたい」に瞬時に対応できます。
高性能コンデジをポケットに忍ばせることができる。本当に良い時代になったものです。
埼玉の誇る代表的な観光地、長瀞にも活気が戻っていました。
本機のおかげで家族と過ごした思い出の記憶が鮮明に蘇ります。
久々に大きな荷物を持って観光地に足を運ばれ、カメラのサイズ・重量に負担を感じられた方も多かったのではないでしょうか。
撮影する側の丁度良いを凝縮したような本機は、そんな方にうってつけのコンデジだと感じます。
AFが進化し、ブラックアウトフリー撮影も可能とした上位モデル『DSC-RX100M7』もございます。
いよいよシルバーウィークがスタートしましたが、秋の行楽はこれからが本番です。
行楽地のお供に是非ご検討いただけますと幸いです。