SONYから新たなマイクが発売されました。
『ECM-M1』です。
8つのモードが1台に搭載されている為、マルチな音声収録が可能です!
SONYから発売されている従来のモデルは『鋭指向性 』『単一指向性』『全指向性』などのモードだけでしたが、今回新たに超鋭指向性モードが登場したので、実際に台風の日に音声収録をしてみました。
そのほか使用した機材ははSONYのα6700とSIGMAの30mmF1.4です。
あまりの横風と強めの雨に足がびしょ濡れになりましたが、マイクの性能を試すいい機会だと思い、嬉々として公園に向かいました。
普段は子供のはしゃぐ声が響き渡る公園なので、子供たちの声がどの程度集音に影響するか、などの比較も出来るかな?と思いながら向かったのですが、公園には全く人は居ませんでした。
前日からニュースで注意喚起が散々されていたので、遊びに来ている訳もありません。無念です。
ECM-M1は防塵防滴設計なので、雨の日にも使用できるのが嬉しいポイントです。ただし、完全に防いでくれるわけではないので、直接濡らさないように配慮が必要です。
最初の2カットでは音の違いがはっきり出ています。1カット目の全指向性モードでは傘に落ちる雨の太鼓をたたくような音が2カット目の超鋭指向性モードでは聞こえず、奧で水が流れる音や、雨粒が水たまりを弾く音がしっかり聞こえます。
3カット以降では雨足が激しくなり、大粒になってしまった為カメラやマイクをしっかり庇いながら撮影しました。そのため超鋭指向性でも傘に当たる音が少し入ってしまいましたが、全指向性モードでは聞こえない『ぴちゃ、ぴちゃ』という音が聞こえます。
ノイズカットもONにしていたので台風の中の強風でも音はあまり気になりませんでした。
切り替えの操作はダイヤル式なので、直感的にも操作しやすそうです。
今回は使用していませんが、後方鋭指向性モードなどを使えば、撮影しながら撮影者の声を鮮明に拾ってくれます。
さらに鋭指向性の前+後モードにすれば、インタビューなどの撮影も手持ちマイクなど無しでも主要人物の声だけ拾ってくれるので、映像クリエイターの方は重宝するのではないでしょうか。
残念ながら私は今回雨の音だけを撮影したので、次回このマイクを使用してさらに様々な状況で収録してみたいと思います!