【SONY】 “α” movies vol.06「ピクチャープロファイルを比較する」
SONYSONY G Master/G lensα7 IIα7 IIIα7R IIIα7S IIα9III 120コマ/秒対応スタッフおすすめ機材動画撮影
ピクチャープロファイルという機能をご存知でしょうか?
元々業務用カメラに搭載されていた色調等の設定機能なのですが、SONYのαシリーズではα7Sから搭載されました。
S-Logで撮影される方なら馴染みの機能だと思いますが、使用したことの無い方も多いと思います。
プリセット数も多くあるので、違いを比較撮影してみました。
ピクチャープロファイルとは
映像の特徴を決めるパラメーターを調整、変更するメニューです。
調整項目は多数ありますが、項目を分類すると、以下の4種類に分けられます。
・基本的な階調や発色を選択する項目
・階調(明暗のトーン)を調整する項目
・発色を調整する項目
・輪郭を調整する項目
ピクチャープロファイル比較PP1~PP9
使用機材:SONY α7SII+SONY FE 16-35mm F2.8 GM
撮影設定:XAVC S HD 50Mbps 30p 撮影モード P(プログラムオート)
ピクチャープロファイルプリセットの比較
PP1
[Movie]ガンマを用いた設定例
(ピクチャープロファイルを使用しないときの標準の動画の設定)
PP2
[Still]ガンマを用いた設定例
(ピクチャープロファイルを使用しないときの標準の静止画の設定)
PP3
[ITU709]ガンマを用いた、自然な色合いの設定例
PP4
ITU709規格に忠実な色合いの設定例
PP5
[Cine1]ガンマを用いた設定例
PP6
[Cine2]ガンマを用いた設定例
PP7(後処理を想定した設定)
[S-Log2]ガンマで撮影するときの推奨設定。
[S-Log2]ガンマと[S-Gamut]カラーモードの組み合わせ。
PP8(後処理を想定した設定)
[S-Log3]ガンマと[S-Gamut3.Cine]で撮影するときの推奨設定。
[S-Log3]ガンマと[S-Gamut3.Cine]カラーモードの組み合わせ。
PP9(後処理を想定した設定)
[S-Log3]ガンマと[S-Gamut3]で撮影するときの推奨設定。
[S-Log3]ガンマと[S-Gamut3]カラーモードの組み合わせ。
PP10
今回はα7SIIを使用したので未検証となります。
α7RIII、α7III等から新搭載されました。
HLG撮影を行うことができる設定。
HLG(Hybrid Log-Gamma)対応のテレビで再生することで、従来よりも広いレンジの明るさが再現可能になります。
ピクチャープロファイル比較いかがだったでしょうか。
それぞれハイライト・シャドー等、色の出方に違いが出ているのが分かると思います。
自分の好みに近いピクチャープロファイル設定を元に[ガンマ]や[ディテール]、[彩度]、[色相]など細かく調節することが可能なのでカラーグレーディングはハードルが高いと感じる方も、カメラ側で好みの色調を作る事が出来ます。
勿論、色調整に後処理の時間を割けない方にもおすすめです。
是非、自分好みの設定を見つけてみてはいかがでしょうか?
※SONY α9にはピクチャープロファイル機能は未搭載となります。
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