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【SONY】FE 35mm F1.4 GMでスナップ

7月がやって参りました。
これからが夏本番といった時期にはなりますが、一足先に訪れた猛暑。
なかなか外に出るのも大変な暑さではありましたが、不意に訪れる写真を撮りたい欲。
筆者は「写欲」などと呼んでいますが、こうなっては暑さなど気にしてはいられないので撮影へと赴く事へ致します。


しかし暑い中何本もレンズを持ち歩くのは中々大変なもの。ですので今回は割り切って35mm一本勝負と洒落込みます。
今回の組み合わせは「α7RIII」と「FE 35mm F1.4 GM」のみで撮れないものは諦める。そういった潔さもこの猛暑には必要なのです。

まずは腹ごしらえと近所の洋食屋さんへ。ローストビーフをいただきます。
飯撮りだと少し離れて良いなら中望遠レンズで切り抜く方が画になるとは思うのですが、座って撮るなら準広角くらいの焦点域が気楽に撮れます。


ふと目についたものが程よく収まるのが準広角。
20mm台や更に広角なレンズと比べるとダイナミックさは欠けてしまいますが、誇張しすぎない良さがあります。
最初は35mmでも十分広く感じてしまったものですが、段々と付き合い方が分かってきた様に感じます。


公園に咲いていたアジサイ。一般的な西洋アジサイでしょうか。
たまたま水やりをしているタイミングだったからから、酷暑の中でも生き生きとしていました。


ついカラフルだったので目に留まってしまいましたが、ゴルフボールに釘が刺さっているように見えます。
何に使うグッズなのか、ついぞ分からず仕舞いでしたが使い古された様子を克明に捉える描写はさすがG Masterだな、と唸ってしまいました。


もちろん時間を考えれば狙って撮る事も出来るとは思うのですが、ふらっと出歩いた時にこういった瞬間に巡り合うとカメラを持っていて良かったなと感じます。
なんという事の無いビニールハウスと、本来は抜かれるべきであろう雑草ですが、迎える西日によってシルエットを織り成します。


何気ない帰路。ギラギラと照っていた太陽も少し和らぎ、この時はありがたい事に風も吹いていました。
陽もすっかり長くなりましたが、夏の黄昏時の夕日に染まる時間帯はノスタルジーを感じずにはいられません。
こういったシーンはピントの置き場所を手前にするか奥にするか迷うのですが、少し現実感を無くしたかったので手前に置いてみました。
望遠の圧縮効果でもなく、広角のパースによる誇張もなく、ありのままの距離感で日常を捉えられる、35mmという焦点距離の魅力を再確認した撮影でした。

[ Category:SONY | 掲載日時:22年07月02日 12時00分 ]

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