【SONY】AマウントのCarl Zeissレンズをα7RⅢで楽しむ
SONYのカメラは、現在フルサイズミラーレス一眼であるα7・α9・α1シリーズ、APS-Cミラーレス一眼のα6000シリーズがメインとなっています。そしてSONY純正のレンズは勿論、SIGMA・TAMRON等のサードパーティー製のレンズ、マウントアダプターを取り付けて様々なオールドレンズを取り付けることができ、プロから初心者の方まで幅広く使用されています。
そんなSONYのミラーレス一眼シリーズですが、以前別のマウントでカメラが作られていました。そのマウントは”SONY Aマウント”。MINOLTA αの時代から引き継がれたマウントでもありますので、SONY Aマウントのカメラで一部MINOLTAのレンズも使用できました。
そのSONY Aマウントで特別感のあるレンズが”Carl Zeiss”。コントラスト・解像感が高い、カメラの歴史の中でもその名前が出る様な、憧れのレンズです。SONY EマウントにもCarl Zeissのレンズはありますが、Aマウントにも魅力的なCarl Zeissレンズがあります。今回はその中での標準単焦点レンズ、”Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM”をご紹介します。
今回使用したカメラは”SONY α7RⅢ”。有効画素数4240万画素と高画素でありながら、中古で比較的リーズナブルな価格で本格的に使用できる、初めて高画素機を試したい方にオススメのミラーレス一眼です。
しかし、このままではAマウントのレンズは装着できません。そこでSONYから発売されているマウントアダプター”LA-EA5″。現在も販売されている、EマウントからAマウントへのAF対応変換アダプターです。
今回はこれらの機材を使用し、撮影へ向かいました。
今回はコスモスの撮影を目当てにとある公園に向かいました。天気も良く、撮影日和です。
その公園に向かうと早速コスモスが咲き誇っていました。コスモスを見るとものすごく暑かった夏が終わり、秋がやってきたんだなと感じました。
そのコスモスを開放F1.4にして撮影。現代のレンズのようなシャープな感じではなく、少し滲みのある描写。そして色乗りの良さ。Carl Zeissのレンズらしさを感じた1枚です。
天気も良くコスモスもたくさん咲いていたので、見に来られている方や撮影に来られている方もいらっしゃいました。
この写真はコスモスを撮影している方にピントを合わせているのですが、アダプターを介していても素早いAF速度で合わせることが出来ました。今回のような静止画を撮影する分では、ストレス溜まることなく撮影出来るかと思います。
散策していると、ピンクや白色のコスモスだけでなく、少し黄色っぽいコスモスも発見しました。
1つだけ妙に背の高いコスモスを発見。
AFのカーソルをそのコスモスに合わせ撮影しましたが、これも迷うことなくピントが合いました。そして空の青色と緑の色乗りも良好。Zeissのレンズとα7RⅢの相性は結構いいのではと感じながら撮影しました。
他にもさまざまな花が周りに咲いていました。筆者は残念ながら花については詳しくないので、名前は分かりません。ですがこのオレンジ色が映えていたので撮影しました。
やはりこの写真を撮影した時も色乗りの良さを実感しました。
コスモスの撮影もひと段落し、その帰り際に撮影した1枚。
この時F値は絞って撮影を行いましたが、光の当たる葉と影の葉、日なたと日陰、この明暗差もしっかり出しながら、開放F価の時とは違ったシャープな印象。
Carl Zeissの単焦点レンズは1本で様々な描写を楽しめて面白いと撮影していて感じました。
SONY Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4はSONY Eマウントでも同じようなレンズを販売しています。しかし値段が倍ほど違うので、AマウントのPlanar T* 50mm F1.4を選択するのも一つの手だと思います。十分にCarl Zeissの描写を体験でき、納得のいく撮影に仕上がる事でしょう。
また他にもAマウントのCarl Zeissレンズには、”Distagon T* 24mm F2 ZA SSM”・”Planar T* 85mm F1.4 ZA”・”Sonnar T* 135mm F1.8 ZA”というようなフルサイズ対応単焦点レンズがあります。これらも銘玉レンズですのでぜひ試されてみてください。