【SONY】Camera Technique Vol.12 FE 90mm F2.8 Macro G OSSの便利機能
本館2階スタッフが、皆さまのちょっとした疑問にお答えする『Camera Technique』
「SONY」のEマウントAマウント、「CONTAX」や、動画のあれこれ、本館2階アイテムの比較や操作のやり方、
豆知識などを中心にお伝えいたします。
今回ご紹介するのは、Gレンズならではの美しいぼけ味と高解像度を両立した人気のフルサイズEマウント用のマクロレンズ
SONY FE 90mm F2.8 Macro G OSS についてご紹介します。
このレンズにはほかのレンズではあまり採用されていないAF/MFの切替機構を搭載しています。
一般的なAF/MF切り替え機構の場合は、写真の様にレンズ側面に装着したスイッチで切り替えたり、
カメラ本体側でボタンを切り替えり、設定を変更するようになっているのが一般的です。
SONY FE 90mm F2.8 Macro G OSSの場合は、フォーカスリングを動かすことによって切り替えが出来るようになる
「リングスライドスイッチ」という切り替え方法を採用しています。
この切り替え機能によって、フォーカスリングから指を離さずにAF/MFに切り替えることが出来るようになっています。
また、同様の機構はこのレンズ以外にもタムロンのマクロレンズや富士フィルムの一部レンズ等にも採用されています。
更にこのレンズの場合は、他のレンズとは違いMFに切り替えると距離目盛に表示された撮影距離にピント位置に移動するようになっています。
この距離目盛は動かすことが出来るようになっているので、例えば被写体までの距離が目測で30cmぐらいの場合、
距離目盛を0.3mに合わせてからMFに切り替えるとピント位置が自動的に設定した距離に移動するので、
フォーカスリングの移動量を少なくピント合わせが出来るようになるので、通常の切替よりも素早くフォーカスが合わせやすくなるのです。
この機能はあらかじめ被写体との距離が分かっている定点でのマクロ撮影などに有効に使うことが出来ますので、機会があれば是非ご活用ください。
次回も本館2階スタッフが、ちょっとした疑問点に対する答えをお送りいたします。
お楽しみに!