【SONY】Camera Technique Vol.18 FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSの便利機能
Camera TechniqueSONYSONY G Master/G lensα9III 120コマ/秒対応カメラと共に
本館2階スタッフが、皆さまのちょっとした疑問にお答えする『Camera Technique』
「SONY」のEマウントAマウント、「CONTAX」や、動画のあれこれ、本館2階アイテムの比較や操作のやり方、
豆知識などを中心にお伝えいたします。
今回ご紹介するのは、高いAF性能とGマスターの名にふさわしいレンズ、
細部まで鮮明な描写力を兼ね備えた人気の超望遠ズームレンズSONY FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSです。
こちらのレンズは、他のソニーの望遠レンズにはない面白い機能を搭載しています。
レンズを見てみると三つのリングを搭載していることが分かります。
レンズ先端から1つ目のリングがフォーカスリングでピントを調整できるようになっていて、2つ目がリングがズームリングで焦点距離を調節するリングです。1つめと2つめのリングは黒いラバーが貼ってあり一般的なレンズと同じような作りとなっています。
そして3つ目のリングは、ズームリングとフォーカスリミッターなどのスイッチの間にあります。
このリングがSONY FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS独自の機能を動かすためのリングです。
レンズを反対側から見てみると鏡筒と同色に塗装されている為、一見すると分かりにくいですが、滑り止めのチェッカリング施されているのが分かります。
横には「SMOOTH」と「TIGHT」の文字が印刷されていて、リングの部分には棒状の印が設けられていてリングがどれぐらい動いているかが分かるようになっています。
このリングは「ズーム操作感調整リング」という名称で、この部分を動かすことによってズームリングの回転の重さを調整できるようになります。
実際にリングを動かしてみると、ぐるっと一周はせず「SMOOTH」と「TIGHT」の間だけで動くようになり、
ボディから見て時計回りに回すとズームリングのトルク感が重く、逆に反時計回りに回すとトルク感が軽くなります。
この機能によって画角を素早く変える必要があるスポーツの撮影時はズームリングのトルクを軽く、
風景などの画角があまり動いて欲しくないシチュエーションや移動時には重く設定しておくことができます。
ただこの機能はレンズを完全にロックすることは出来ないので、レンズを下に向けたりした際に伸びてきてしまうことがありますので、
「TIGHT」にしている場合でも移動中はレンズをぶつけないようお気を付けください。
次回も本館2階スタッフが、ちょっとした疑問点に対する答えをお送りいたします。
お楽しみに!