
【SONY】FE 85mm F1.4 GM II で写す昼下がり
SONYの中でもトップクラスの画質を誇るレンズ「FE 85mm F1.4 GM II」
すっきりとした青空が広がる中、人気機種α7IVと組み合わせて昼下がりの公園を撮り歩いてみました。
最新のレンズならではの開放からシャープな写り、ピントが合っている部分はしっかりとディテールを残しつつもF1.4の浅い被写界深度で滑らかなボケ具合を残してくれています。
また自然界の物、とりわけ植物の緑は彩度が高いと不自然に見えてしまう事が多いのですが、このレンズは植物の生き生きとした緑を鮮やかな状態で捉えつつ、リアルな色合いやコントラストを映してくれている点がとても素晴らしいと感じました。
85mmという焦点距離に加えF1.4の浅い被写界深度、木々の間を縫って差し込む木漏れ日も相まって落ち葉が主役の構図を作ることができました。
前後の深いボケはこのレンズあってこその画になっていると言えます。
綺麗なボケはもちろんのこと、落ち葉や奥の緑も非常に良い色合いで描写されている所がとても好印象に感じられました。
ガラスに反射した鮮やかで明るい景色が建物に落ちた影で引き締まり、光の表現がいい塩梅にまとまりました。
レンズ自体が85mmという中望遠の画角の為、建物などを撮っても歪みが気にならない点も非常に良かったです。
途中でバラ園にも寄ってみました。
花を撮った際には色の鮮やかさはもちろん、花弁や葉の質感もしっかりと描写した上で綺麗な背景ぼけを描いてくれました。
前作のFE 85mm F1.4 GMは8群11枚のレンズ構成だったのに対し、今作は11群14枚という構成に進化しています。
背景の玉ボケはより円形に近い綺麗な形を描いてくれるようになりました。
玉ボケ自体も輪郭の柔らかいボケが撮れるようになっていて、収差などもあまり気ならず綺麗なボケでした。
人工物を撮った際には被写体の輪郭がシャープネスの強さで引き立っており、レンズに秘められた解像性能が余すことなく発揮されていると感じられます。
フォーカスの合っている部分はキレの良い描写で捉え、手前や奥のフォーカスが外れている部分を滑らかなボケを描けるのはこのレンズならではの写りと感じさせてくれます。
レンズの最短撮影距離はAF時で0.85m、mf時で0.80mと数字だけで見た場合あまり寄れる印象ではなかったのですが、実際使用してみると表面の質感を残した写真を撮ることも可能で私個人としてはそこまでデメリットのように感じませんでした。
ローアングルでの画角も試してみました。
しっとりとした落ち着いた緑で画面が満たされ、前後の滑らかなボケが良い雰囲気を醸し出してくれています。
SONY屈指の解像力と綺麗なボケを併せ持つレンズ「FE 85mm F1.4 GMII」のご紹介でした。
次に購入するレンズとしてより写真体験を楽しむことができる一本です。
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