【SONY】FE28-60mmと雪山散歩
α7Cと同時に発売されたソニーの新しい標準キットレンズ28-60mm。沈胴式でコンパクト、そして圧倒的な軽量さ。
まさに登山のために発売されたようなレンズです。
普段は重さも大きさも気にせず24-70mm F2.8を肩にひっかけている筆者ですが、今回は28-60とコンパクト・軽量・快適に山散歩をしてみました。
今回はバックカントリー目当てに上越へ。
いつもよりスキー板1セット分重いので少しでも荷物を軽量化したい時にこのレンズは最適です。
しっかりと絞って周辺減光もなし、発色はソニーらしく、日陰から晴天までを一枚に収めるようなダイナミックレンジの広い場面でも全く問題ありません。
ザラザラとした金属面の冷たさもそのままに表現。
テレ端でも45cmまで近寄れるため、しっかりと絞って解像感を高めつつもボケを楽しむことも可能です。
単一な色味でもピントの迷いは無し。文句なしのAF速度は流石最新レンズです。
今回このレンズを使ってみて一番の恩恵を感じられたのがこの急登。
急登ではレンズ先端が岩に当たったり雪に擦ったりしないか気にかけながら登っていたのですが、コンパクトなレンズではそういった事を全くに気にせず登ることができました。
シルキーな表現もなんのその。
画像の通りクラックが酷く、雪崩の危険があったので山頂からの滑降は出来ませんでした。
大きなレンズは下山時にブランブランと揺れて邪魔になることが多いのですが、沈胴させることでボディのグリップとツライチになるくらいコンパクトに。
スキー滑降時にはザックにしまう事もあり、なるべく凹凸が少なくコンパクトに収まる本レンズは最高の一本かもしれません。
最後に追従AF性能もテスト。
ロックオンAFでばっちり追従してくれました。また、RⅢの高画素に甘えて大胆に切り出しています。
一般的な標準ズームと言われる24-70mmと比べると広角側4mm望遠側10mm短い本レンズですが、必要なところはしっかり押さえつつも軽くコンパクトな一本に仕上がっていると思います。
24-70を持っていくときも予備としてカメラバッグに入れてしまいたいくらいのコンパクトさ。
非常におすすめです。