
SONYのミラーレス一眼の「α」シリーズ。
初めての方でも使いやすく、カメラの操作に慣れたハイアマチュアの方でも満足行く優れた操作性、そしてスタンダードモデルの位置づけでありながら妥協なき画質・優秀なボディ内手振れ補正を搭載した「α7Ⅲ」
発売当初から今日まで人気のα7Ⅲ。このカメラをきっかけにフルサイズデビュー・カメラデビューされた方も少なくないと思います。
本記事ではその人気のα7Ⅲにぜひ合わせて手に入れて欲しい、使って欲しいもう一本、+αをご紹介したいと思います。
F1.2を切るレンズは中々純正では現れないレンズです。今回はサードパーティから出ている。中一光学から出ているソニーマウント用のF0.95のレンズをご紹介いたします。
中一光学の、SPEEDMASTER 50mm F0.95 IIIです。フォーカスはマニュアルで、少し重ためのレンズですが、重さなど気にならないくらいにF0.95という世界に魅了されてしまいました。
少し特別な写真を撮りに、スナップ散歩に出掛けます。
いかがでしょうか、このボケ感。
ピント面もふわっとした写りでより柔らかな世界が表現されています。好みが分かれてしまいそうな写りですが、筆者はこの溶けていくような感じがとても好きです。
代々木公園に向かう道、明治神宮の緑の中を歩きます。訪れたことのある方なら何となく思い浮かぶ方もいるかと思いますが、頭上一杯に木が生い茂り、昼間でも少し暗めな道中です。
F0.95の絞り値を持つこのレンズは、ほんの少しの木漏れ日でも、明るく写してくれました。
ここまで明るいと、手前の葉も透けて写ります。風で揺れた葉が二重に写って幻想的な写真になりました。
明るいだけではなく、明暗もはっきりと表現してくれています。ほんの少し絞るだけの時でも描写力が格段に違うので、開放のふわっとした写りから、絞り込んだパキっとした写りなど、このレンズ一本で様々な写りを楽しむことができます。
梅雨の花と言えば紫陽花です。花の周りが滲んでいて独特の写りになりました。まるで水彩画のような優しい滲みです。
頭上に飛行機が飛んでいて、思わずパシャリ。開放なので確かにフリンジが出てしまっていますが、気にならない程度でした。
代々木辺りは頻繁に飛行機が飛んでいます。脱コロナに向け、国内外で観光客も気軽に旅行が出来るようになったので、飛行機も飛ぶ量が増えたように感じます。活気が戻りつつあり、とてもうれしいです。
いかがでしたでしょうか、マニュアルレンズのサードパーティのなかでは少しお高めなレンズではありますが、F1.2以上のレンズでは楽しめない写りを楽しめます。
マップカメラでは中古商品もございます。一期一会ではございますが、運命的な出会いがあるかもしれません。
ぜひチェックして気になっていたレンズに挑戦していただけると幸いです。