
先日約9年半ぶりに「RX1」シリーズの最新モデル「Cyber-shot RX1R III DSC-RX1RM3」が発売されました。ファインダーや記録マウント等様々な部分で進化をした最新モデルですが今回は約9半年前に発売された1個前の世代の「Cyber-shot RX1R Ⅱ DSC-RX1RM2 」を使って撮影を行いました。
撮影に向かったのは池袋。平日の午後でも人が多く賑わいを見せていました。個人的にこのカメラの好きな部分はボケやすさです。このカメラについているレンズはツァイス「ゾナーT*」35mm F2です。絞り機構は9枚羽円形絞りが使われておりF2-F11の域で円形絞りになるように設計されています、そのため綺麗なボケがいろいろなシチュエーションで出すことが出来ます。外で撮影をすると自然の多い場所ではより玉ボケが綺麗に出ます。そしてこのカメラ、動画撮影には電子式の手振れ補正機構が搭載されていますが、静止画撮影にはボディ内手ブレはついていません。しかしF2.0の非常に明るいレンズが付いています。レンズが明るいとその分少ない光でも十分な光を取り込めるのでシャッタースピードを速く上げることが出来るのでその結果手ブレが起こりにくくなります。
日も暮れ始めマンションの間から夕日がさしていたので撮りました。「RX1RⅡ」にはクリエイティブスタイルが搭載されていて13種類の中から選択することで自動的にカメラが最適な画像処理と調整を行ってくれるので、今回その中で「夕景」のモードを使いました。そのおかげでホワイトバランスを調整して夕焼けの赤みを残したままの撮影をすることが出来ます。又、ワンタッチでポップアップ収納が出来るファインダーが内蔵されています。こちらのファインダーは全てレンズガラスを使用しています。その為収納できる小型サイズにもかかわらず細かいところまで歪みの無い視認性を写しだしてくれます。そしてツァイス T*コーティングを採用し、外光の映り込みも低減しているので夕焼けなど日差しが強い環境でもリアルな被写体の様子をを映し出せるのです。
一通り池袋を歩いた後は、カフェに入りました。アンティークなカフェで店員さんの制服や店内の様子やシャンデリア、小物一つ一つもレトロ感が漂うとてもいいお店でした。固めのプリンが好きなので必ずと言っていいほどカフェに入るとプリンを注文してしまいます。少し苦めのカラメルと甘めの生クリームがとてもおいしく、コーヒーと合わせて頼むのが個人的なマストです。
そしてこのカメラ、レンズリングで絞り・フォーカス・マクロ切り替えが操作できます。マクロモードは最短撮影距離(撮影面)から20㎝、最大撮影倍率0.26倍とマクロ撮影も可能になっています。撮影すると、遠目ではあまり見えにくいさくらんぼの艶や生クリームのしわの感じまではっきりと写してくれます。
今回「RX1RⅡ」を持ち歩いてみて、フルサイズセンサーの付いたコンパクトカメラの魅力に引き付けられました。片手で収まるサイズなのにフルサイズならではの表現力の良さ、美しいボケ味、何よりこのサイズ感ならでは(ボディ重量約507g)の気軽にスナップ撮影のしやすさ。現在「RX1RⅢ」ではアイアンブラック塗装に変更されている外装。こちらのモデルではマグネシウム合金が使用されている艶のある高級感の感じるボディも撮影していてテンションの上がる魅力の一つです。
是非旅行や近くに出かける時に「RX1RⅡ」を使ってみてはいかがでしょうか。
今回使用したカメラはこちら!