【SONY】Start with FullSize! SONY α7C編
みなさんは「フルサイズ機」と聞いてどのようなイメージをお持ちでしょうか。
一般的にフラッグシップモデル/ハイエンドモデルとして位置付けられることの多い、フルサイズセンサー(約36.0mm×24.0mm)搭載のカメラを指す名称ですが、初心者の方から趣味の範疇を超えてプロのカメラマンまで、幅広いユーザーに愛されています。
フルサイズ機で撮影した写真のクオリティはとても高くなりますが、それに伴い持ち運びやすさ度外視のサイズ感やなかなか手の出しにくい価格帯であることは間違いなく、やはり購入を検討する際の懸念点となってくるわけです。しかし、そんな中で各主要メーカーではフルサイズセンサーを搭載しつつ、コンパクトさやリーズナブルな価格帯に重きを置いたモデルが存在しています。
そこで、本連載では‘‘初めてフルサイズカメラを購入する方”や‘‘APS-C機等からのステップアップを考えている方”にぴったりのフルサイズ機にフォーカスを当てて、ご紹介します。
今回は「SONY α7C」です。
2020年に発売されたSONY α7C。世界最小・最軽量を謳うフルサイズミラーレスカメラです。
カラーのバリエーションはブラックとシルバーの2色展開。約509gの本体は、ファインダーが中央ではなく左側に配置されたフラットな外観になっています。コンパクトさを最重要視ながらもSONYの最先端技術を搭載し、昨今の動画需要にも応える万能な1台です。
この日はいつもの休日より少し早起きをしました。目的は都内で行われてる蚤の市。気持ちの良い快晴は軒先に並ぶ商品たちをより魅力的に見せてくれます、絶好の蚤の市日和と言えますでしょうか。
会場はたくさんの人だかりでなかなか身動きがスムーズに取れない場面もありましたが、そんなときはやはり手荷物が身軽であること、Compact(コンパクト)のCを持つα7Cは役立ちます。
雑貨や衣類、食器まで色鮮やかで全体的にガチャっとした景色にワクワクさせられます。
この日使用したレンズはFE 28-60mm F4-5.6。キットレンズとしても発売されている標準レンズです。手のひらで包み込めるようなサイズ感+質量約167g+持ち運びを考慮された沈胴式、α7Cとの組み合わせで最強にコンパクトな組み合わせが生まれます。
キットレンズと侮るなかれ、幾重に重ねられた布たちの立体感がしっかり伝わってきます。本レンズは広角側30cm、望遠側45cm、テーブルフォトや草花の撮影でも活躍します。スナップがメインの方であれば、”1本目”に間違いないレンズかと思います。
友人がいくつも比べて購入していたシャンデリアパーツ。せっかくなので日の当たるところに出て1枚。模様のようにてのひらがキラキラと光り、印象的な1枚になりました。
場所が変わり浅草寺です。日が落ちライトアップされ、幻想的な雰囲気が漂います。
印象的な建物の質感を存分に活かす線がしっかりとした描写です。また全体を通してSONYらしい色味だなあという印象を受けました。
いかがだったでしょうか。
なんと言っても魅力はそのコンパクトさ。APS−C機並の本体にフルサイズ機の高性能・高画質を備える唯一無二の本機。初心者の方でも抵抗の少ないサイズ感に、やはり軽さは正義だと思わされました。
昨年発売された後継機α7C IIの約3270万画素には劣る画素数とはいえ、フルサイズ機ならではの美しさは十分に味わうことができると個人的には思います。価格帯の差等をふまえても選択の余地があるのではないでしょうか。
またミラーレスフルサイズ機の中でもEマウントレンズは純正からサードパーティ製まで種類が豊富であり、今後さらに撮影の可能性の幅を広げたい方にも持ってこいです。
今回はSONYからα7CをFE 28-60mm F4-5.6の組み合わせでご紹介しました。
次回もお楽しみに。