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【SONY】ZV-1のスチル能力を探る。

【SONY】ZV-1のスチル能力を探る。

映像で日々の様子を記録する「Vlog」

SNSの普及や、スマートフォンのカメラ機能の進化により「動画」がいっそう身近になりました。

 

SONYから「VLOGCAM」としてリリースされた「ZV-1」は、いつでも持ち歩けるコンパクトボディに、

「動画」・「写真」双方を豊かに表現できる機能をつめこんでいます。

 

今回は、その「写真」機能に注目してみました。

「映像」に強いのはもちろんのこと、写真機としての実力も気になります。

近所の川沿い、いつもの散歩道で秋の風景を収めてきました。

 

最初の写真は「35mm換算」で24mm相当で撮影したカットです。

f5まで絞って撮影したのでシャープネスをだしつつ、空のグラデーションまで出せています。

撮影機能の乏しいスマートフォンのデフォルトカメラ機能だと難しい空の諧調表現もZV-1ならしっかりと表現してくれます。

 

川辺の階段には色づいた落ち葉が絨毯のように敷き詰められていました。

シャドウとハイライトの両方に赤がある場合、シャドウ側の発色が気になりますが、落ち着いた色再現で好感触です。

 

その階段の途中に長く伸びた植物が生えていました。

奥の上段には大きな木があるので、この階段はほとんどがシャドウでしたが、

木漏れ日から差し込む光が印象的な逆光を作り上げていました。

 

先程のカットをもっとアオリから撮影しました。

がっつりと逆光になっていますが、部分的なハイライトが印象的な事と、角度を調整しながら撮影したので、嫌なハレーションやゴーストもそこまで出ていないと思いました。しっかりとコーティングが施されている「撮影レンズ」を搭載しているのも「カメラ」の特徴ですね。

 

望遠いっぱい換算70mm、f3.2のカットです。

穏やかなf値ですと、背景のボケの印象は薄いですが、どこで撮影したか、といった背景情報もうっすらと残しつつ風景を切り取るのもよいかと思います。手前の花の発色もビビッドになりすぎず非常に自分好みでした。

 

広々とした畑と、連なる山々が印象的だったので、パノラマモードに切り替えて撮影してみました。

モード切替後、簡単に露出を決定して、後はカメラをゆっくりと任意の方向へスイングするだけです。

しっかりとした撮影をするのであれば三脚があっても良いかと思いますが、このカットは簡単に手持ちで撮影しました。

コンパクトなボディなので、スイングするにも重さが気にならずブレにくかったのだと思いました。

 

他にもZV-1ならではの機能として、バリアングル液晶を引っ張り出すと電源がONになる機能があります。

従来のRX100シリーズを代表とするコンデジは電源ボタンを押すことでしか起動できませんでしたが、

ZV-1は液晶の引っ張り出しでの電源ONが可能になりました。

「持ち歩き時は液晶を保護して、バリアングル撮影時にはボタンを押すことなく起動できる。」

一見すると地味な機能ですが、実際に使用してみると、とても便利でした。

 

「パタン」と開けて、「カシャッ」と撮って、「パタン」と閉める。

 

撮影にリズムがついてシャッターを押す回数も増えたと思います。

 

映像撮影にはもってこいのZV-1ですが、「写真」撮影の実力も持ち合わせた、

素晴らしいコンパクトデジタルカメラでした。

 

スマートフォンにはあまりついていない、ダイヤルやボタンを押したり回したり。

そんな操作感のひとつひとつが、「撮影」という行為の楽しさを後押ししてくれる気がしました。

 

 

[ Category:SONY | 掲載日時:20年11月17日 14時40分 ]

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