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【SONY αユーザー必見】メモリーカード選び完全マニュアル

【SONY αユーザー必見】メモリーカード選び完全マニュアル

カメラを使用するにあたり必須になるのがメモリーカード。
ただ色々な種類や形式があり、自分の利用用途ではどれを買うべきなのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回はSONYのフラッグシップ機であるα1を例にして、どのメモリーカードを選ぶべきなのか、種類ごとに説明させていただきます。

α1は”SDカード”と”CFexpress Type A”の両方に対応したダブルスロットとなっておりますが、最初は有名メーカーのSDカードについて確認していきましょう。

SDカードを選ぶ中で重要な用語として以下の2点が上げられます。

①UHSスピードクラス(UHS-Ⅰ/UHS-Ⅱ)
②ビデオスピードクラス(V30/V60/V90)

それぞれ書き込み・読み出しの転送速度に関する規格となっており、連写や動画撮影をされる方には非常に重要な項目となります。

それらの具体的な違い、選ぶ際の注意点についてほ以下の通りです。


【UHS-Ⅰ/UHS-Ⅱ】

左:UHS-Ⅰ、右:UHS-Ⅱ

UHS(Ultra High Speed)にはⅠとⅡの2種類あり、上の画像でも分かるように端子の数が違います。

シンプルにUHS-Ⅱの方が転送速度が速くなっており、高速連写や高画質動画だけではなく、パソコンへのデータ移行の速さにも影響します。

しかしUHS-Ⅱに対応していないカメラやカードリーダーを使用すると、SDカードは使用はできてもSDカードの本来の実力を発揮することができなくなります。

もちろんα1はUHS-Ⅱに対応しておりますのでご安心ください。
是非お持ちのカメラの対応状況もご確認の上お選びいただければと思います。


【V30/V60/V90】

こちらはビデオスピードクラスという名前の通り、動画撮影時に求められる性能となります。
動画は継続的にデータを書き込むため最低限の書き込み速度を維持する必要がありますので、そのための最低保証速度が当規格なのです。

V○○=○○MB/s

V30・V60・V90と数字が大きくなればなるほど最低保証速度も大きくなりますので、ご希望のビデオフォーマットに必要なタイプをお選びいただければと思います。
とは言うものの、なかなか基準が分からない方もいらっしゃるかと思いますので、それぞれのカードを使用した場合どこまでの性能まで耐えうるのか、α1を例に確認していきましょう。

ちなみにほとんどのV30はUHS-Ⅰ、V60・V90はUHS-Ⅱになっている事が多くあります。
しかし稀にV30でもUHS-Ⅱの場合がありますのでご購入の際はご注意ください。


【V30】

まずは一番手にしやすいV30についてです。

上の写真でも使用したSanDiskのExtreme PROはRead:200MB/sWrite:90MB/s(256GB以上は140MB/s)となっており基本的な撮影では申し分ないスペックを持ち合わせています。

気になるJPEGで秒間30コマの連続撮影をした場合に詰まらずに撮影できるコマ数は以下の通りです。([]内はメカシャッター10コマ時)

FINE・・・約200枚[無限]
EXTRA FINE・・・約120枚[約300枚]

JPEGに関しては必要十分な連写が可能だと感じる方も多いのではないでしょうか。
しかしRAWでは書き込み速度が連写に追い付かない為、ほぼバッファ容量のみで撮影しているような印象となります。([]内はメカシャッター10コマ時)

圧縮・・・約130枚[約150枚]
ロスレス圧縮(L)・・・約70枚[約75枚]

非圧縮・・・約70枚 [約72枚]

動画では4K60pまでは基本的に撮影が可能となっており、α1に関しては8K30p(200M、4:2:0、10bit)までもが撮影可能となっております。

「長時間の連続撮影をしない」「基本は4K60pまでで十分」という方にオススメのコストパフォーマンスが非常に高いSDカードです。

▼オススメのV30▼


【V60】

V60に関しては書き込み速度はV30と大きく変わらないものの、読み込み速度が向上し基本的に300MB/sのSDカードがほとんどとなります。
PCへのデータ移行時間はかなり短くなりますので撮影枚数が多い方や仕事などで時短が求められる方にオススメです。

動画に関しては4K120pまで使用でき、4Kのスローモーションを録りたい方には必須となります。
α1に関しては8K30pの「260M、4:2:2、10bit」や「400M、4:2:0、10bit」まで撮影可能となりますのでより画質にこだわることができます。

V30のコストパフォーマンスの高さと、これからご紹介するV90の読み込み速度を合わせ持った使い勝手のよいSDカードですので迷ったらV60を手にしていただくと良いでしょう。

▼オススメのV60▼


【V90】

SDカードの中では最速を誇るV90。
書き込み・読み込み共に約300MB/sになっているものが多く、連続撮影もより多く対応できるようになります。
V90を使用しJPEGで秒間30コマの連続撮影した場合、FINE・EXTRA FINEどちらでも無限連写が可能となっておりスポーツや野鳥など一瞬を切り抜く必要がある方には非常にオススメです。

RAWでの連続撮影時は以下のようになりました。([]内はメカシャッター10コマ時)

圧縮・・・約170枚[約250枚]
ロスレス圧縮(L)・・・約90枚[約120枚]

非圧縮・・・約75枚[約90枚]

V30やV60と比較すると圧縮RAWであれば1.3倍以上撮影可能枚数が増加しており、短い連写を繰り返す方ならバッファを詰まらせることなく撮影することができるでしょう。

動画では最高画質の8K30pの「520M、4:2:2、10bit」の撮影だけに留まらず、更に本格的な動画編集では欠かせないALL-Intraでの撮影が可能となります。
ALL-Intraを使用するとファイルサイズは大きくなるものの、色編集などを行う際にPCへかかる負荷を大幅に軽減させることができますので、SDカード利用の動画クリエーターには必須と言っても過言ではないでしょう。

ただしα1やFX3などでプロキシー記録をONにする場合は最後にご紹介するCFexpress TypeAを使用する必要がありますのでご注意ください。

▼オススメのV90▼


【CFexpress TypeA】

SDカードについて詳しくご確認いただきましたが「RAWでも長時間の連写がしたい」「All-Intraでプロキシー記録をしたい」などの希望がある方には最終手段のCFexpress TypeAになります。

SDカードの最速300MB/sに対して、CFexpressはSSDなので上の写真にもあるSONY TOUGHだとRead:800MB/sWrite:700MB/sとなっており、より高速な転送が可能となっております。
RAWでの連続撮影に関しても以下のように非常に素晴らしい結果を見せてくれました。

圧縮・・・無限[無限]
ロスレス圧縮(L)・・・ほぼ無限[無限]

非圧縮・・・約100枚[約180枚]

All-Intraでの動画撮影時に関してはプロキシー記録にも対応できますので、
プロキシー記録を使用すると大容量の元データを使わず、同時記録した低ビットレート且つHD解像度のプロキシー動画を編集やプレビューに使用できます。
そうすることでPCへの負荷を減らし、色編集やトランジション、エフェクトなどの使用しても軽快な編集も実現します。

SDカードの性能では難しい大容量データの高速転送が可能となりますので、最大限の性能を活かしきりたい方はCFexpress TypeAはお選びください。

更にMapCameraではCFexpress TypeAの中古商品も取り扱っております。
新品と比べると大変お買い得となっておりますので是非そちらもご覧ください。

▼オススメのCFexpress TypeA▼


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メモリーカードの性能の違いについてお伝えさせていただきましたが皆さんの求めるメモリーカードは見つかりましたでしょうか。

SDカード、CFexpress TypeA共に個性があり、使用用途によって最適なメモリーカードがあります。

ちょうどいいものも選ぶも良し。
少し余裕を持った上のランクを選ぶも良し。

今回の記事で皆さんの最適なメモリーカード探しの一助となれば幸いです。

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[ Category:SONY | 掲載日時:25年01月31日 11時50分 ]

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