【Voigtlander】のくとんさんぽ 50mm F1
Voigtlanderから発売されているNOKTONシリーズはF1.5以下の明るいレンズにつけられる総称です。
大口径でありながらM型とのマッチングも考え抜かれた、Voigtlanderのフルサイズ用レンズで最も明るい一本と共にのくとんさんぽへ出ました。
いつもの通りSONY α7RⅢにアダプターを介しノクトンを付け、意気揚々とのくとんさんぽに出ました。
花粉症の筆者にとってはありがたい雨の中、煙った山々の間をゆるりと進んでいきます。
まず一枚ぱっと撮って驚いたのがその解像感。
NOKTON 50mm F1.2がふんわり系のレンズであった為、今回のF1はノクティルックス3rdのようなしっかりと写りつつも若干の”ユルさ”を残したレンズだろうと踏んでいましたが、全くの見当違いだったようです。
解像度とコントラストが高い現代のハイスピードレンズに仕上がっていました。
F1という被写界深度の非常に浅いレンズながら、EVFで拡大をせずともピントが来ている場所がハッキリと分かります。
ピントの山が分かりやすいというのは撮影する上で非常に助けになるだけでなく、見る時にもぱっと視線を誘導されます。
若干の樽型でしょうか。
この程度であれば現像時の補正もしやすいと思います。
ピント面のシャープさと背景の大きなボケの組み合わせが非常に楽しいレンズです。
いやらしさのない素直な写りです。
明るさゆえにフリンジはお約束ですが、F1.4まで絞ってやればある程度解消します。
さらりと言いましたが「F1.4まで絞る」だなんて言葉、今後の人生では使う機会がなさそうです。
しっとりと、しかしはっきりと写してくれるクセのない素直な一本です。
良い意味で期待を裏切ってくれた本レンズ、今度はM型につけて試してみようと思います。
さんぽのおともにノクトンを。
今回はNOKTON 50mm F1 Asphericalとお届けしました。
↓月末発売予定のHeliar 40mm F2.8も是非ご確認ください↓