【Voigtlander】ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6 Aspherical III E-mount 実写編
“α” Times Vol.11
今回のピックアップ商品は…
ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6 Aspherical III E-mount
です!
α7II + ULTRA WIDE HELIAR 12mm F5.6 Aspherical III E-mount
ss1/3 F8.0 ISO500
II型を持っている筆者が前回、前々回とご紹介したIII型を使って
今回は実写に行って参りました!
フルサイズのデジタルセンサーに対応した、ULTRA WIDE-HELIARの魅力を
お伝え出来ればと思います。
さて、早速1枚冒頭でご紹介しましたがいかがでしょうか。
II型をフルサイズのデジタルセンサーで使うと
マゼンタ被りや、強烈な周辺減光が発生していたので
「そうそう!ULTRA WIDE-HELIARと言えばこのじゃじゃ馬感ですよ。」
という反応をするつもりが、いけしゃあしゃあと良い画を出すので
思わず唸ってしまいました。
うーん。素晴らしい。
α7II + ULTRA WIDE HELIAR 12mm F5.6 Aspherical III E-mount
ss1/3 F8.0 ISO200
この辺りはコシナの言う「デジタル対応」が大きいのでしょう。
II型では8群10枚だった光学系も、III型では10群12枚となり
更に前玉の曲率が大きくなった為か、III型からフィルターの取り付けが不可となりましたが
代わりに光が隅々まで届くようになったのでしょう。
今までのULTRA WIDE-HELIAR特有の周辺減光はかなり低減されていますし
特に撮影に問題の出やすかった色被りに関しては全く発生する様子がありません。
周辺像の流れも改善されています。
画作りの際に画角以外で気にしなければいけない所が減ったのはとても嬉しいですね。
α7II + ULTRA WIDE HELIAR 12mm F5.6 Aspherical III E-mount
ss1/6 F8.0 ISO100
Eマウント用III型は電子接点が搭載され、EXIFが記録されると共に
手振れ補正内蔵機種の場合は5軸手振れ補正が効きます。
今回の撮影も全て手持ちにて行っていますが
余程変な姿勢でない限りは、ss1/3くらいまでであれば
歩留まり良く撮影が出来ると感じました。
開放値がF5.6と暗いレンズですので、手振れ補正が良く作用してくれるのは
頼もしい限りですね。
ss1/125 F8.0 ISO100
(左がII型、右がIII型です)
比較用にII型も持ち歩いておりましたので
周辺減光と色被りの比較を。
シャッタースピード、絞り値、WBは統一しておりますが
特に右上辺りが顕著で、色被りと周辺減光が発生していますね。
II型ではこの色被りが曲者で、よくモノクロに逃げていたものですが
III型を使っていて色被りを感じることは全くありませんでした。
α7II + ULTRA WIDE HELIAR 12mm F5.6 Aspherical III E-mount
ss1/100 F8.0 ISO100
そして相変わらずの逆光耐性と、極限まで補正された歪曲。
特に歪曲に関しては超コンパクトな鏡胴ながら本当に良く補正されていると思います。
相変わらず線がちゃんと真っすぐ出るのが気持ち良いですね。
α7II + ULTRA WIDE HELIAR 12mm F5.6 Aspherical III E-mount
ss1/13 F8.0 ISO100
α7II + ULTRA WIDE HELIAR 12mm F5.6 Aspherical III E-mount
ss1/6 F8.0 ISO100
いかがでしたでしょうか。II型を使っている身としては
買い換えてしまいたい程に、魅力的な進化を遂げていました。
12mmの単焦点ということで
相変わらず乗りこなすのが大変なレンズではありますが
このレンズでしか見えない世界があります。
風景用としても良いですし、スナップで使っても面白い画が得られますよ!
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