【Voigtlander】Vintage Lineで春を撮る
レンズ:Voigtlander (フォクトレンダー) ULTRON 35mm F1.7 Vintage Line Aspherical VM(ライカM用)
ビンテージラインシリーズ第2弾として2015年に登場したレンズです。
ボディ:Leica (ライカ) M(Typ240)
2013年発売。ライブビュー撮影が可能なフルサイズ/レンジファインダー機です。
シルバーのボディーとブラックのレンズの組み合わせは、オーソドックスなスタイルの見た目になり撮影に集中できます。
同じくビンテージラインのシルバータイプは真鍮に光沢のあるクロームメッキで、メカニック感が強くなります。
ブラックペイントのボディと組み合わせると相性がよさそうです。
フォクトレンダーの往年の意匠による鏡胴のデザインは、見た目よりも操作がしやすくとてもお薦めです。
ピントリングの彫りの深い段差が、ファインダー内の2重像合致を確実にアシストします。
フォクトレンダーらしいシャープでクリアーな印象のレンズですが、
絞り開放付近では周辺の解像度が甘く、周辺光量落ちも見受けられます。
とはいえ画像が崩れるほどでもなく、また少し絞ると均一の画質になります。
趣味の写真としては、この揺らぎのある付近で撮りたいものです。
一眼デジタル、ミラーレスカメラを使っていると、撮影したばかりの画像が気になりモニターで仕上がりを確認しながら撮影を進めていきます。
しかし、ライカMでの撮影では撮影直後の「仕上がり」があまり気になりません。
角度を変えてピントやフレーミングを追い込むことも特にしていないことに気が付きました。
高価なカメラであるにもかかわらず、肩の力を抜いて景色を切り取っていく。
そういう感覚でしょうか。