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【Voigtlander】×E-mount  ”MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical”

【Voigtlander】×E-mount ”MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical”

世界最古の光学メーカーVoigtlanderと、デジタル一眼カメラの最先端を走り続けるSONY。このブログでは、ソニー Eマウント用フォクトレンダーレンズをひとつずつご紹介していきます。

今回はVoigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical

色収差を始めとする各収差を徹底的に排除したアポランターの称号を持つ高性能マニュアルフォーカスマクロレンズです。

朝から降っていた雨も昼過ぎにはやんで、絶好のマクロレンズ日和。今回は調布にある神代植物公園を訪れました。

さっそくマクロレンズらしく葉に寄ってみると、水滴の立体感から葉の細かい傷のようなものまで繊細に捉えてくれる描写力に心が踊ります。肉眼では気づけないこと、を教えてくれるマクロレンズの楽しさを存分に味わえそうです。

寒さから逃げるよう、早々に大温室へ足を踏み入れました。この時期になるとなぜか忘れてしまう夏のような蒸し暑さ。

あまり親しみのない植物たちを観察しながらシャッターを切ります。

想像以上の発色の良さは、冷たい風に吹かれている室外の植物と比べてより鮮やかにいきいきと見せてくれるように感じました。

神代植物公園のみどころの一つばら園。

見頃は春と秋のようで、案の定この時期に見るバラは大半がしおれていましたがそれもまたノスタルジックな雰囲気を醸し出してくれて悪くありません。

ふわふわと可愛らしい玉ボケが舞う幻想的な1枚は雨上がりのマツが作ってくれました。

細々とした背景になるとオールドレンズライクな少し癖のあるボケが出ます。ピント面のシャープさに加え、フォクトレンダーレンズで味わえる楽しさを凝縮したようなそんなレンズ。あまり使い慣れていない65mmの焦点距離も、スナップ撮影としての使い勝手が良く、また新しい景色を知れたような気がします。

橘です。ヤマトタチバナの名前があるように古くから日本にあるようなのですが、あまりなじみがない気がします。かなり酸っぱいので食べるのには向いていないようですが、からあげに絞ったらいいのになあと思います。

木の高さは約2~4m、手のひらに収まるサイズの被写体は65mmの中望遠だと際立たせにくいのでクロップをしてみました。

玉のような水滴がまるでジュースの広告のような瑞々しさ。α7RIVの高画素と本レンズの解像力の高さの相性は抜群です。

いかがだったでしょうか。

「良いレンズだよ。」と聞いていたVoigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical。噂通り良いレンズでした。

Eマウント用マクロレンズはいくつか種類がありますが、フォクトレンダーレンズのトルク感を体感しながらじっくりと被写体と向き合ってみるのもおすすめします。皆さんもぜひ体感してみてください。

 

[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander etc. SONY | 掲載日時:22年12月28日 16時50分 ]

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