【Voigtlander】開放F0.95! 個性派レンズ「NOKTON 25mm F0.95 Type II」
NOKTON 25mm F0.95は、マイクロフォーサーズ専用に設計されたレンズです。
35mm判換算で、50mm相当のレンズとなります。
「NOKTON 25mm F0.95 Type II」と聞いてまず驚くのが、大口径F0.95ということです。
F0.95であれば、極端に光が少ない条件でも「あるがままの光」だけで撮影することができます。
さすがは夜を意味する「Nokt」に由来するNOKTONです。
今回は、天気が良く明るい場所での撮影でした。
近所の公園に菜の花が沢山咲いていたので早速、開放で撮ります。背景が柔らかく溶けるようなボケで幻想的な仕上がりとなります。
このようなふわっとした雰囲気はお花を撮るのに最適かと思います。独特のにじみがあり、F0.95のスペックを実感します。
本レンズはマニュアルフォーカスのレンズとなります。なので、開放での撮影はピント合わせが難しいと感じますが、拡大機能を使用すれば問題なく合わせることが出来ます。
絞り込むとまた違った雰囲気となります。きりっとしたシャープな写りとなり1つのレンズでソフトな雰囲気と凛々しい写りを楽しめるのが本レンズのおすすめする理由のひとつです。
日向では、ふんわりと表現。日陰では絞って少しシャープにと楽しむことができました。
なんと最短撮影距離は17㎝。撮影倍率は1:3.9となります。マクロレンズとしても使用できます。
35mm判換算で50mm相当のレンズでここまで寄れるのはなかなかありません。小物などを撮るときにこの機能が役立ちそうです。
NOKTON 25mm F0.95 Type IIは、一つ前のモデルと大きな違いがあり、絞りクリック切り替え機構がついています。この機構は動画撮影の際に役立つ機能となっていて、絞りリングの「カチカチ」という音を動画撮影時に拾ってしまわないよう無段階で開閉させることが可能です。
マイクロフォーサーズマウントなので、Panasonic LUMIX DC GHシリーズや Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kなどにも使用できます。このレンズを使用した動画撮影は一味違った雰囲気を出せるのもおすすめです。
開放F値0.95mmの大口径をこんなにコンパクトなレンズで楽しめるのはマイクロフォーサーズだけ。
静止画や動画で少し個性を出したいなという方にピッタリのレンズです。