【Wish Upon a Star】ふたご座流星群2020
先日極大を迎えた、ふたご座流星群。
皆様は観ることができましたでしょうか?
今年も肉眼観測でかなりの量の流星が流れていました。
欲を言うと、火球レベルの流星が少なかったかなと思っております。
さて、ふたご座流星群が見頃を終えた夜空は、そのままに木星と土星が2020年12月21日から22日にかけて約400年ぶりに大接近しました。
木星と土星は約20年周期で接近しますが、今回は2つの惑星が、地球から見たときの軌道の交点近くで接近する珍しい現象となりました。
約0.1度まで近づき、満月のおよそ半分にも満たない距離に2つの惑星が見られました。
閑話休題
今回はふたご座流星群の写真をご紹介します。
主に「TAMRON (タムロン) SP 35mm F1.4 Di USD/Model F045E(キヤノンEF用)」と
「SIGMA (シグマ) Art 14-24mm F2.8 DG HSM(キヤノンEF用)」を用いて撮影を行いました。
また、Tamron 35mmのレンズは「Kenko (ケンコー) PRO1D プロソフトン クリア(W)」を装着して撮影しております。
【Wish Upon a Star】星空を見てみよう!!~下準備編~
【Wish Upon a Star】星空を見てみよう!!~準備編~
【Wish Upon a Star】星空を見てみよう!!~撮影編~
絞り:F2.8 / シャッタースピード:15秒 / ISO:5000 / 焦点距離:14mm
使用機材:Canon EOS R + SIGMA Art 14-24mm F2.8 DG HSM
撮影場所に到着すると、若干の曇り空。
しかし雲の切れ間はあったため、間から星空が顔をのぞかせていました。
絞り:F1.8 / シャッタースピード:5.0秒 / ISO:5000 / 焦点距離:35mm
使用機材:Canon EOS R + TAMRON SP 35mm F1.4 Di USD/Model F045E
見上げるとおおよそ数十秒おきに流れる数多の流星。
アンテナを受け皿の様に見立てて、そこに入る流星を狙いカメラを構えます。
絞り:F1.8 / シャッタースピード:5.0秒 / ISO:5000 / 焦点距離:35mm
使用機材:Canon EOS R + TAMRON SP 35mm F1.4 Di USD/Model F045E
しかし、なかなか意図した場所には流れません。
絞り:F1.8 / シャッタースピード:15.0秒 / ISO:5000 / 焦点距離:35mm
使用機材:Canon EOS 5D MarkⅣ + TAMRON SP 35mm F1.4 Di USD/Model F045E
続いては、赤道儀に載せて撮影した4枚を比較明合成。
放射点ちかくのふたご座の2等星カストルを中心に流れている様子がうかがえます。
絞り:F2.8 / シャッタースピード:13.0秒 / ISO:5000 / 焦点距離:14mm
使用機材:Canon EOS 5D MarkⅣ + SIGMA Art 14-24mm F2.8 DG HSM
撮影後、モニターを見て一喜一憂するのもまた一興。
サムネイル画像を見て喜ぶも、これは飛行機と人工衛星。
絞り:F2.8 / シャッタースピード:15.0秒 / ISO:5000 / 焦点距離:24mm
使用機材:Canon EOS R + SIGMA Art 14-24mm F2.8 DG HSM
そしてこちらはアンテナ、オリオン座、流星のコラボレーション。
3つの被写体がうまくフレームに収まってくれました。
絞り:F3.2 / シャッタースピード:13.0秒 / ISO:5000 / 焦点距離:14mm
使用機材:Canon EOS 5D MarkⅣ + SIGMA Art 14-24mm F2.8 DG HSM
空が徐々に白んでくると、この日の撮影終了の合図。
TAMRON (タムロン) SP 35mm F1.4 Di USD/Model F045 は、
SP (Superior Performance)シリーズ40周年の節目に発売されるにふさわしい最上級の描写力を持ったレンズです。
絞り開放から一切の甘さを感じさせない解像力があります。
またKenkoのプロソフトンクリアの効果で、解像度そのままに星を浮かび上がらせることができるので、とても使い勝手の良い組み合わせだと思います。
SIGMA (シグマ) Art 14-24mm F2.8 DG HSM は、
ズームレンズとして究極の超広角レンズを目指した製品です。
ズーム全域F2.8という明るさと、収差を限りなく抑えた高画質を達成した大口径超広角ズームレンズの決定版です。
レンズの性能が求められる星景写真でも、その力は存分に発揮されます。
さてさて、次の大きな流星群は、2021年1月3日23時頃に極大を迎える「しぶんぎ座流星群」
こちらも、夏のペルセウス座流星群、今回のふたご座流星群とともに、三大流星群の1つともいわれています。
2021年のしぶんぎ座流星群は、ふたご座流星群のコンディションが良かったこともあり、下弦前の月明かりがあるため、条件はあまり良くありません。
それでも、三大流星群の1つ。
極大時刻の前後に集中するのもしぶんぎ座流星群の特徴なので、新年の運試し感覚で星空を眺めてみるのはいかがでしょうか。
しぶんぎ座流星群の放射点は、北東方面。しかし、流星はどちらの方向にも現れますので、なるべく空の広い範囲を見渡すようにしましょう。