【Wish Upon a Star】ペルセウス座流星群 2021
CanonCanon L lensFUJIFILM XF lensNikonOM SYSTEM ズームレンズSONYSONY G Master/G lensWish Upon a Starα9III 120コマ/秒対応天体撮影
毎年ほぼ安定して多くの流星が出現する「しぶんぎ座流星群」「ペルセウス座流星群」「ふたご座流星群」は三大流星群と呼ばれます。
今回取り上げるのは、その三大流星群の一つである「ペルセウス座流星群」です。
スイフト・タットル彗星(109P/Swift-Tuttle)という彗星が母天体で、この彗星から放出されたチリが流星となって見えます。
7月の中旬から8月の中旬にかけてみられ、中でも8月13日ごろに最も多くの流星が見られる極大を迎えます。
2021年の極大は8月13日4時17分。
明け方近くになりますが、空を照らす月は新月に近く、さらには夜間の間は地平線の下にあるため影響を受けません。
このような好条件の年は、8年に一度と言われています。
ペルセウス座流星群ですが、名前の通りペルセウス座を放射点にして流星が流れます。
夕方から上がり始め、午前3時ごろに最も高度が高くなります。
北東に上がってくるペルセウス座流星群の放射点ですが、高度が上がってくると空全体に流れるように見えるため、なるべく空の広い場所か、見上げるように空を観察しましょう。
流星自体は珍しいものではありませんが、まとまって見えたり、火球と呼ばれる明るい流星が見られたりする率が高いのは流星群ならでは。
暗い場所でなら1時間に50個ほどの流星が見える可能性があります。
街明かり等の光害や空の広さ、霞具合によって見え方に影響が出てしまうため、郊外では1/3程度になります。
しかし、ペルセウス座流星群は上記の写真のように明るく発光する火球も多くみられるため、市街地でも一時間に数個程度は見られる可能性があります。
この時期でも場所によっては放射冷却等に伴って冷え込む地域も多くあります。
また、月の影響がないために足元を照らすものも人工のライト以外にはない状況となります。
日中と違い、様々な危険も伴う夜の撮影。
前々からしっかりと準備をして、挑みたいものです。
場所によって空の開け方が異なるので見える数も違ってきます。
また人間の視野にも限りがあるため、全部を見ることは難しいです。
そこで、オススメなのが「寝そべって見る」
こうすることで視界は星空のみになります。
高感度に強いカメラでも明るい流星でないとなかなか写らないものですが、肉眼であれば見える流星はたくさんあります。
カメラをあらかじめ設定しておいてインターバル撮影やレリーズを使用して置いておき、ゆっくりそばで眺めると良いのではないでしょうか。
とはいえ、晴れてくれないことには流星群を見ることができません。
ここ直近の目立つ天体現象の日は、曇り空が続いているような気がしてしまいます。
しかし、ここ連日の天気は不安定な日が続いています。
明日明後日の天気がころころ変わるように、今の予報が曇りでも、もしかしたら好転する可能性もあるのではないでしょうか。
どうか晴れることを祈って、極大日を待ちましょう。
また、極大日でなくてもペルセウス座流星群は活動期ですので、少ないながらも観測することができます。
ぜひ、晴れの日はすかさず玄関やベランダからでも良いので空を見上げていただければと思います。
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