【X-S10発売記念】わたしが好きな単焦点レンズ~ XF23mm F2 R WR ~
11月19日、フジフイルムから話題の新製品X-S10が発売されました。
今回はX-S10発売記念ということで、マップカメラ本館のフジフイルム担当のスタッフ6人が『好きな単焦点レンズ』をリレー形式でご紹介してまいります。
わたしが好きな単焦点レンズは『XF23mm F2 R WR』です。
ちょっとしたお出かけや旅行先などでのスナップ撮影に最適な35mm(35mm判換算)相当の標準画角、軽量コンパクトな単焦点レンズです。
※今回の撮影ではX-S10の代わりとしてX-T4を使用しております。
気温が涼しく天候に恵まれた11月某日、川越の町を散策しました。
今回はフィルムシミュレーション:ETERNA ブリーチバイパスを使用してみました。
ブリーチバイパスとは…フィルム時代から多くの写真家や映像作家に支持されていた”銀残し”のフィルム現像技法を忠実に再現。彩度は低く抑えられつつもコントラストのある仕上がりになります。
FUJIFILM (フジフイルム) X-T4+フジノン XF23mm F2 R WR
まずは川越駅から商店街を抜けた通りです。
この通りの付近には熊野神社もあります。
足つぼの参道がある神社で、以前挑戦したときはとても痛くて呻き声を上げた思い出があります。
まだ訪れたことがない方はぜひ挑戦してみてください。
FUJIFILM (フジフイルム) X-T4+フジノン XF23mm F2 R WR
さらに歩くと蔵造りの町並み、食べ歩きが堪能できる定番スポットです。
建物の造形とフィルムシミュレーションの色合いが相まってノスタルジックで素敵な雰囲気を味わえます。
FUJIFILM (フジフイルム) X-T4+フジノン XF23mm F2 R WR
瓦屋根と壁の質感がしっかりと強調されました。
無機質な物とブリーチバイパスとの相性は抜群に感じました。
細かい線もしっかりと解像されており、レンズの解像力の高さを実感させられます。
FUJIFILM (フジフイルム) X-T4+フジノン XF23mm F2 R WR
今回は川越のシンボルともなっている『時の鐘』は通らず……
横目に入った脇道をすり抜けてみました。
ふと視線を下ろすと黄色いマンホールを発見。
地区によってさまざまなデザインのマンホールを発見するのが楽しみのひとつです。
FUJIFILM (フジフイルム) X-T4+フジノン XF23mm F2 R WR
せっかくなので近接での撮影もしてみました。
束に重なった縄の糸が1本1本細かく見事に描写され、ザラザラとした質感も伝わってきます。
FUJIFILM (フジフイルム) X-T4+フジノン XF23mm F2 R WR
壁を這う蔦(つた)。
濃い色、薄い色、斑色、枯れた部分も含めて色合い、葉脈の描写が繊細に表現されています。
FUJIFILM (フジフイルム) X-T4+フジノン XF23mm F2 R WR
まだこの時期の銀杏の葉は緑色でした。
FUJIFILM (フジフイルム) X-T4+フジノン XF23mm F2 R WR
菓子屋横丁の通りを抜けて、川沿いを散策していたら、たくさんのコスモスが咲いていました。
改めて写真を見返してみたら、コスモスに蜂が止まっていました。
その場では気付かない発見をすると、ますます撮影が楽しくなります。
FUJIFILM (フジフイルム) X-T4+フジノン XF23mm F2 R WR
びゅうびゅうと風が吹いて、猫じゃらしが揺れていました。
XF23mm F2 R WRは同じ焦点距離のF1.4レンズと比べると、AFスピードが速くなっているので、動きがある被写体でもストレスなく捉えることができます。
X-S10とXF23mm F2 R WRの小型同士の組み合わせも非常に気になるところなので、次回の撮影に挑んでみたいと思います。