2021年の夏、私たちMapCameraは27周年を迎えます。
これもひとえに、日頃ご愛顧いただいている皆様があってこそのこと、いつも本当にありがとうございます。
今年はマップカメラで働くスタッフ一人一人が、27周年にちなみ「○○と、つながる」というテーマでバトンを“(27)つな”ぐことに。

「屈指のカメラ好き」は数居れど、撮るもの、撮る目的は十人十色、否、百人百色とも言えるほどに多様であるはず。
夏休みを思い出すような思い出の毎日から、少しずつお時間を拝借いたしまして「カメラが人とモノを繋ぐ様」をご覧いただこうと思います。

ファインダー越しと表現される世界は隔たれているわけではなく「繋がっている」という事を実感していただけたのなら私達も嬉しい限り。
個性派揃いの全45回、今夏のお供にどうぞ。

第20回「いきものと、つながる」

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わたしはいきものを撮ることが好きです。
カメラを外に持ち出すときは、季節の花を見に行ったり、別の目的があって撮影に赴くことが多いのですが、
気が付けば生き物を追いかけてメモリーカードの中は生き物の写真でいっぱいになっていることがよくあります。

フォルダを見返してみると、一番よく撮っていた生き物が鳥たち。
その中でも公園を散歩しているとほぼ必ずといっていいほど出会える鳩の写真を多く所持しています。
鳩といえば、ふっくらとした鳩胸がかわいくて堪りません。

わたしはいきものを撮るとき、被写体を大きく写せるマクロレンズが大好きです。
1枚目の写真は、【FUJIFILM X-E4×Mマウントアダプター×ライカ マクロ・アダプター M×Leica マクロエルマー M90mm F4.0 （6bit)】で撮影したもの。
ネモフィラ園を訪れた日のこと、青々とした花びらに留まるみつばちを発見しました。
マニュアルフォーカスで一生懸命にピントを追いかけて、偶然撮影できた1枚は、
ネモフィラの毛布に包まるかわいいみつばち。とてもお気に入りの写真です。

2枚目の写真は、【FUJIFILM X-T4×RAYQUALマウントアダプター×CONTAX Makro-Planar T*60mm F2.8 AE】で撮影しました。
せっせと歩きまわる働きものの蟻。
これもマニュアルフォーカスで見事接写に成功した1枚。
こんな手のひらサイズくらいの蟻に出逢ってしまったらちょっと怖いかもしれないけれど、
写真の中でだからこそお目にかかれるシチュエーションだなあ、とわくわくします。

3、4、5枚目の写真は、【FUJIFILM X-T4×RAYQUALマウントアダプター×CONTAX Makro-Planar T*100mmF2.8 AE】で撮影。
とある休日、大きな池が広がる公園の周りを散策していたところ、水辺で野鳥を発見しました。
顔が小さく足はとても大きい、はじめて見る鳥でしたが、後に名前を調べてみるとバンという野鳥であることがわかりました。
毎年、この公園ではバンの子が誕生しているようです。

また同日、撮影に夢中になっていたわたしの足元にいつの間にか鳩が佇んでいました。
最後の写真は中望遠のマクロレンズを生かして鳩の頭頂部をアップで撮影したもの。
灰色のグラデーションが綺麗に映えてお気に入りの写真です。
ツァイスレンズが写し出す程よい空気感とフジフイルムのクラシックネガとのコンビネーションに心を掴まれた瞬間でした。

FUJIFILM X-E4×Mマウントアダプター×ライカ マクロ・アダプター M×Leica マクロエルマー M90mm F4.0 （6bit)

今回ご紹介した写真はすべてフジフイルムXマウントボディと他社メーカーのレンズを組み合わせて撮影したものです。

みつばちの写真でご紹介した【Leica マクロエルマー M90mm F4.0】は、2014年6月に発売された沈胴式のマクロレンズ。
通常の90mm(X-E4に装着した場合、35mm判換算:135mm相当)中望遠レンズとしてポートレート撮影などにも活躍しますが、
「ライカ マクロ・アダプター M」と併用することで、最短撮影距離0.41m（最大撮影倍率1:2）の本格的なマクロ撮影を楽しむこともできます。

フジフイルムから純正のMマウントアダプターが出ているので、これはもうライカレンズを使うしかない！という思いで使ってみたところ、
その上品なボケ味と描写力にとても感動しました。

マップカメラスタッフの「○○と、つながる」、まだまだ連載は続きます。
つぎは一体どんな好きとつながるのでしょうか。

明日もお楽しみに！

【FUJIFILM X-E4×Leica Mレンズで撮影した機材はこちら】

【FUJIFILM X-T4×CONTAXレンズで撮影した機材はこちら】