【マップカメラ情報】こだわり抜いた写真機・Nikon『COOLPIX P7000』
COOLPIXシリーズ・フラッグシップモデル『COOLPIX P7000』
1/1.7型原色CCD、10.1メガピクセルと先代『P6000』の13.5メガピクセルから画素数を減らし、
高感度での実用的な画質と豊かな階調表現を手に入れた『P7000』。
今回はこの機材をお借りすることができたので、プチレビューをさせて頂きます。
・まずカメラとしての機能と作り込みについて
フラッグシップモデルと名乗るだけあってなかなか見栄えのする面構え。
アナログ的なダイアルが多数配置され、直感的な操作を可能とした各所にこだわりが伺えます。
(左)撮影モードダイアル (中央)クイックメニューダイアル (右)露出補正ダイアル
この手の液晶画面を見ながら撮影を行うカメラには、露出補正値が常に視認できないものが多いですが、
こうしてアナログなダイアルにする事によって見事にクリアしてます。見た目もいいですよね。
・一眼レフカメラと同等の操作性のコマンドダイヤル。
絞りの設定等はここで行います。
その他、背面の十字操作タイプのマルチセレクターとそれにホイールタイプの回転操作部を設けた
「ロータリーマルチセレクター」やズーミングの操作をするレバー等豊富な操作部にしびれます。
こういうダイヤルやボタンが多いのを煩雑に思う方も多いとは思いますが、
Nikonの一眼レフカメラを使用している私には大好物です。
・レンズは35mm判換算28-200mm相当/F2.8-5.6の高倍率ズーム
高倍率タイプのレンズでありながら画質にこだわり、色収差補正のEDレンズを2枚使用。実写は後ほど。
CCDシフト式の手振れ補正ではなく、レンズシフト式の光学手振れ補正「VR」を搭載。
液晶にはブレが補正された状態の像が映ります。
・クラス最高スペックの背面液晶
※イメージはメーカーサイトより
3.0型・92万ドットの高精細液晶によりクッキリとメリハリのある表示。
当然のことながら晴天の屋外では視認性は落ちますので、
遮光フード等を用意できるとありがたいですね。
このクラスのカメラだからこそ搭載されたこだわりの機能がこちら。
・ズームメモリー機能
レンズ向かって左下にあるFn(ファンクション)ボタン+ズームレバーの同時操作により、
あらかじめ設定しておいた自分が多用する焦点距離へ瞬時に切り替えできます。
※イメージはメーカーサイトより
例えば・・・35mm判換算の50mmの画角から、一瞬にして85mmの画角へ!!
おおぉふ・・・!(自分のテンションの上がる声)
・続いて実写
…と、その前にまず使用してみての率直な感想から。
散歩でも旅行でも街中でも、いつでも一眼レフカメラのみを使うのにこだわって
(いや、他が買えないだけなんです)いる身としては、正直レスポンスが不十分に感じました。
カタログ値を見ると0.95秒の起動時間と、0.23秒のレリーズタイムラグ。
決して遅くない。いや、むしろコンパクトとしては非常に高性能。
AFがやや弱いのかな?いやいや、一眼レフカメラと比べちゃだめですね。
そっとMFに切り替えてみる・・・。
「おお!なんか拡大表示になってる!!」
なるほど、なるほど。
そのまま撮影してみるといやー快適。
レリーズボタンを押すと瞬時にシャッターが切れます。
もともとメカ部のレスポンスはとてもいいんです。
動き物は絞ってMF!割り切りが大事。
・まずはうちの小動物(?)
屋内のためスピードライトSB-900をバウンス使用。
周りが汚くてすみません。
光を回せる状況での画は、コンデジの域を軽く超えます。
・『P7000』を連れて出かけてきました
発色も良く、そしてまた重厚感のある画がいいですね。
日本ですよ。
波が打ち寄せてくるのを待つ、通行人の方がいいところに移動するのを待つ。
普段はAFで機械の性能を頼りにガシガシ撮る!
そんな自分には知り得なかった、「待ち」の写真。
こういう人工的なものをNikonのカメラは引き立たせますね。
冬ですけど、秋っぽくなっちゃいました。
「メカキリン」の群れ。誰がなんと言おうと絶対そう。
フォトジェニックな釣り人が。
普段一眼デジタルではあまり経験しない、光が滲んであふれ出すような写り。
コンパクトデジタルカメラならではなんでしょうか。
一日撮り歩いての感想ですが、写真を撮るための工程までを楽しめるまさに「写真機」です。
特にNikonの一眼レフカメラのユーザーの方にはおすすめです。
スピードライト等アクセサリーが対応してますしね。
プチレビューと冒頭で言っておきながら熱が入ってしまいました。
あと数日でクリスマス。もう少し経ったらお正月。
「誰かにプレゼントしたつもり」で自分のお買い物。この冬おすすめのカメラです。
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