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【マップカメラ鉄道倶楽部RailMap】さらば銀河の夜

今年もJRグループのダイヤ改正の時期がやってきました。
昨年の特急「東海」の引退に続き、今年は寝台急行「銀河」が3月14日で東海道本線から姿を消すことになります。
ここ連日、最後の姿を見る人で東京駅が大混雑となっていることを聞きつけ、仕事帰りにちょっと覗いてみました。

東京駅入線の銀河
東京駅に入線する「銀河」。噂通りホームにはカメラを持った鉄道ファンが大勢押し寄せていました。

銀河行先方向幕銀河種別幕
「銀河」にはヘッドマークがありません。行先方向幕と最後尾の種別幕が「銀河」の目印です。
寝台特急、即にブルートレインと呼ばれる列車と比べると急行という格付けの分、地味さを感じます。

東京駅時刻表示

「銀河」は1949年に誕生した東京~大阪間
(デビュー当時は神戸まで)を走る夜行急行で、
現在は下り列車は東京駅を23:00に、上り列車は
大阪駅を22:22に出発しています。

使用機材:Canon IXY DIGITAL 910 IS

実はこの出発時間、新幹線の最終出発時刻よりも1時間以上遅く、新幹線に間に合わなかった人が、
翌朝の始発新幹線よりも早く目的地に到着する事を可能にしているのです。
しかも寝ながら移動できる寝台車でありながら、急行という格付けのおかげで特急料金より割安になり、
寝台料金と急行券を合わせても新幹線との料金の差が約2000円(東京~大阪間で)で、ホテル代を考えると
ある意味お得な列車でした。

それでも新幹線の速達性が進んだことや、安価な高速夜行バスの登場等の影響で利用客離れが進み、
今回の運転の取り止めが決まりました。
59年間、多くの夢を運んできた夜行列車の引退。
かつての国鉄の名残を残す列車がまた一つ消えていくことに寂しさを覚えます。

[ Category:etc. | 掲載日時:08年03月12日 10時45分 ]

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