夕暮れ時、自宅近くの酒屋で飲みながら店員さんとカメラの話をしました。特に盛り上がったのはフィルムカメラについてだった気がします。曖昧な表現に留めたのは酔っていたから。翌日は幸いなことに二日酔いも無く、また一夜明けても覚えていた店員さんの言葉をそのままタイトルにお借りしてパソコンに向かいます。「フィルムって、デジタルと違ってちょっとだけタイムマシンみたい」と。誘われて遡る時の流れ。
前回の投稿から間も空いておりませんが、梅雨目前の第2回。
今回使用したカメラは「Konica HEXAR」スムースなシャッターと、よくよく描写する35mmF2に酔いしれるためのカメラ。
フィルムは「FUJIFILM 400」です。今年新発売となったフィルム。私は今回初めて使いますが相性や如何に。
力強いレンズの写りと相まってコントラストの高い写真たち。
撮影した5月半ばのあの日差しを明瞭に思い出すことが出来ます。
全体的に緑色を強く感じる発色はまさしくFUJIFILMのそれ。
新生フィルムであることから、これまでのフィルムのイメージと離れてしまわないか心配していましたが杞憂のようです。
待ち焦がれても拒んでも、季節は等しく巡ります。
豊かな四季とフィルムが織りなすちょっとだけのタイムマシン、二十四節季を一つ過ぎればそれはもう素敵な思い出。
季節もフィルムも、楽しめるうちにぜひどうぞ。
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これまでもこれからもちょっとだけタイムマシンに乗って時間旅行。
バックナンバーもぜひどうぞ。