【マップカメラ情報】まるっと解決!カメラの疑問レスキュー隊!!~なぜ・どうして撮影現象のトリック!?~
普段使い慣れているカメラでも、
ふと疑問に思った事や良くわからなくて困る事はありませんか?
いまさら聞けないカメラの疑問をこの二人が解決します。
太郎「この間の皆既日食!写真撮った?」
U子「もちろん撮りにいったけど実は失敗しちゃって・・」
太郎「綺麗に撮れてるみたいだけどどこら辺が失敗?」
U子「普段の撮影だと気づかなかったけど、
いつもより絞り込んで撮影したらホコリがバッチリ写り込んでてガッカリしたの」
博士「撮影状況によって普段は気づかないカメラの異常や失敗に気づくことってあるよね」
太郎「ワッ!博士神出鬼没だな」
博士「いたよ!最初からいたよ!ていうか目合ってただろ!
何でそんな牛乳拭いた後の雑巾を見る感じでこちらを見るの?
最近家族もそんな感じだよ!あれ・・目から乳酸菌が」
U子「アンニュイな気持ちになるからいつもの解説に行こうよ」
博士「(気を取り直して)他にも撮影の時いつもと違うと感じた時はあるかな?キリッ」
太郎「TVやパソコンモニターをデジタルカメラで撮影すると、規則的な縞模様が出ちゃうんですけど」
博士「それは画面のモアレ現象というやつじゃ、」
U子「目に痛い・・狙ってもいないのに何でこんな現象が?」
博士「近年モニターも大型化や高画質化するに際してモアレ現象が起こりやすくなっているんじゃ。
モニター上の点とCCD上の点が重なり合って、周期的な干渉縞が出るんじゃな」
太郎「画面を撮影すると元から見えにくい部分がさらに見えにくくなっちゃうよー」
博士「現像ソフトで極力モアレを抑える機能などついてきてはいるがまだまだ十分とはいえない。
事前にどういう場所だと発生するかの把握と、抑える方法のテクニックを学んでおくんじゃ」
U子「博士、カメラを傾かせて何しているの?」
博士「線の位置をずらしてモアレの発生を抑えているんじゃ、
円偏光フィルターを回転させて反射率を変えるのと同じ理屈じゃな」
太郎「納得!博士がカメラ以外は世間知らずなのと同じ理屈だね」
博士「それをいいたいだけの屁理屈だろ」
太郎「この間購入したデジカメの機能に【顔認識システム】があったんだけど、
自動的に顔にフォーカスが合うはずが上手く認識してくれなかったのだけど」
U子「各社にたようなのを出しているね、笑顔の時にシャッターが切れるものや、
複数の顔に認識するシステムとか」
博士「原因の特定は難しいが、動き回っていたりすると認識しなかったり、
側面の顔だと特定できない場合もあるぞ」
太郎「平面の絵や人形でも認識すれば、動物には認識しなかったりもするね」
博士「顔認識システムは元々生体認証のシステムを改良して出来た技術じゃからな、
まだまだ発展途上という所じゃが既に一眼レフデジタルカメラにも採用されておる、
手振れ防止機能同様、今後各メーカーに標準で付いてくる機能になりうるかも知れんな」
U子「ちなみに博士の顔は手振れ防止も顔認識機能も動作しません」
太郎「世間が認知してないという兆候ですか」
博士「全俺が泣いた(75の夜)」
太郎君:デジカメとエルキュール・ポアロを愛する主人公。
U子:フランス生まれの帰国子女、大変なものを盗まれていきました。
カメラ博士:カメラに詳しい賢者、体は大人・頭脳は子供。