旅の風景を連載形式でお送りしております『カメラと旅を。』
第9弾は夏休みに海外へ行ってまいりました。
使用機材はアクションカムとして名高いGoPro HERO11
私自身、荷物はなるべく少なく身軽にしたい性分の為、手のひらサイズのGoProはアクセサリーも含めかなり小型軽量で旅のお供として気に入っております。
撮影地はマリンスポーツで人気の高いフィリピンのセブ島。
大小7,641の島々で構成されるフィリピン。
日本から約6時間と行きやすく、ダイビングやシュノーケリング、アイランドホッピング、キャニオニングと大自然を満喫できるアクティビティが数多くあります。
やはりGoProといえば動画。
ビデオモードを最高品質に設定したため動画は一部を除き5.3Kで撮影しております。
水中は天候や環境により明るさがガラリと変わり水温も変わる為、水中の明度や海流等も動画だと伝わりやすいのではないでしょうか。
海流やフィンの力でかなり私自身は揺れているのですが、カメラ内ブレ補正機能のおかげでほどんど映像に揺れはありません。
またこれは余談なのですが、動画の冒頭で海へ入るシーンでクルクルと映像が回っているかと思います。
これは純正ではないフロートグリップを使用していたところ着水時にぽっきりマウント取り付け部分が外れ海の底へ落ちていったシーンです。
5年ほど使用していたので経年劣化かと思われますがダイビングや過度な圧が掛かる場で撮影をされる方は純正を強くオススメします。
GoProは製品自体が10メートルの防水仕様、ハウジングを使用すれば水深40メートルまで対応しております。
初の海外でのダイビング。日本よりも果てしなく広く、より多くの生き物を見ることができました。
静止画も勿論撮影可能です。
HERO11は、新型イメージセンサーを駆使しアスペクト比8:7の映像を撮影し、広角16:9のショットとして出力できます。
通常の画角に比べセンサーの縦幅が13%増したことでさらに迫力があり臨場感が伝わるかと思います。
またSNS等で馴染みのある正方形にも近しいので撮れる画の構図を作りやすいです。
また動画撮影時にもシャッターが切れ、最大24.7MPの写真を切り出しでビデオから簡単に高画質の写真を切り出すことが可能。
あとで編集時に切り抜くという手間が省けます。
私が個人的にHERO11になって嬉しかったのが熱処理とバッテリーのもちです。
今までは水温の低い中で高画素の動画を回すとすぐにバッテリーが切れてしまっていた為予備は複数必須でした。
HERO11からは標準でのEnduroバッテリーの同梱に加えてヒートシンクの再設計が行われ、ファームウェアにて駆動時間を拡張する設定を実装しました。
旅行のようなすぐに充電ができない場面。もしくは予備を持っていても交換のタイミングが難しい場面。
しかし一期一会の世界を高画質で撮りたい。
そんなことが多々あるのですが今回からは2つのビデオモードが追加されました。
『最高品質』は2.7k~5.3kで撮影されGoProが推奨する最高品質の解像度とフレームレートを選択できます。
『省電力』は解像度とフレームレートの設定が、ビデオ録画時間とバッテリー駆動時間を最大化するために最適化されたモードです。
希望の設定を選ぶと、場面で使い分けができバッテリーが最適化します。
海中世界。手のひらサイズの高性能アクションカムと共にお届けいたしました。
日々の暑さや気だるさから少しでも涼しさをお届けできたら幸いでございます。
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