【マップカメラ情報】カメラの疑問あるある探検隊!~お気に召すままフィルターっては○(まる)~
普段使い慣れているカメラでも、ふと疑問に思った事や良くわからなくて困る事はありませんか?
いまさら聞けないカメラの疑問をこの二人が解決します。
太郎「んーちょっと手が離せないな・・・あ、博士、いいところに!ちょっとはじめてのおつかいを頼まれてくれないかな。
58ミリ経のレンズフィルターを買ってきてくれない?」
博士「それは構わんが、どんなものを買ってくればいいんじゃ?」
太郎「え?フィルターだよ・・・口径だけじゃ判らない?」
博士「太郎君が普段使っているものは、傷やホコリからレンズを守る保護用フィルターではなかったかな?」
太郎「うん、その中でも撥水加工がされているものを選んだんだ」
博士「フィルターにはそのような保護目的のもののほか、様々な撮影効果を目的として多くの種類が販売されているんじゃ、
例えば・・・」
全体の表現をもっと柔らかくしたい!
⇒ソフトタイプ・・・全体的に滑らかな描写が出来ます。
夜間撮影写真をもっとドラマティックにしたい!
⇒クロスタイプ・・・ハイライト部にクロス状(十字)の光芒を出し、華やかな雰囲気を強調します。
明るい場所であえて長時間露光を行ないたい!
⇒NDフィルター・・・色バランスに影響の無いグレーのフィルターを通すことにより、明るい場所での長時間露光を可能にします。
青い空をもっと青く写したい、水面やガラスの表面反射を出来るだけ取り除いて撮影したい!
⇒PLフィルター・・・別名・偏光フィルター、画像コントラストの向上や、表面反射の除去に効果があります。
モノクロフィルム使用時にコントラストを調節したい!
⇒モノクロ用コントラスト調整フィルター・・・黄色やオレンジ、赤などの色ガラスでモノクロフィルムのコントラスト調整を行ないます。
デーライト(太陽光)用のカラーフィルムを室内で使用するときに、色の再現性を調整したい!
⇒カラー調整用フィルター(整色フィルター)・・・蛍光灯下や、電球光下の撮影で正常な色再現に近づけます。
博士「今紹介したもの以外にもフィルターのようにレンズの前枠にねじ込むだけで接写が出来る『クローズアップレンズ』なんていうアクセサリーもあるぞ」
太郎「へえ、フィルターを使うといろんな効果が表れて楽しいね、その場で手軽に付け替えられるから色んな種類を持ち歩きたいなあ」
博士「フィルターによっては、フィルム一眼レフカメラには使用できても、デジタル一眼レフカメラには使用できない種類もあるので、よく注意して購入するんじゃゾ」
太郎「ところで博士、400mmとか、600mmとか大口径超望遠レンズのフィルターって、すっごく大きいんだよね、お店では見たこと無いけど・・・」
博士「大口径超望遠レンズの構成を調べてみるんじゃ、大抵は一枚目のレンズが保護用ガラスで、それがフィルターの役割をしているんじゃナ」
太郎「でもカタログで調べてみると、通常のフィルターと同じようなサイズを使っているみたいだけど」
博士「それは差し込み式と呼ばれるフィルターを使用するからじゃ、大口径超望遠レンズには後部にフィルターを差し込む隙間が設けてあり、専用の枠にねじ込んでおけば通常サイズのフィルターを使用できるんじゃな」
太郎「面白いなあ、このソフトフィルターなんか、つけただけで全然写真のイメージが変わるね、フィルター効果でなんだか博士、昔のアイドルぽい感じ!」
博士「本当か?ワシもまだまだ捨てたもんじゃないのう」
太郎「かっこつけた顔が、ロボット三等兵のトッピ博士そっくり」
博士「ギザ哀しすなあ」
太郎君:デジカメとを手作りギョーザを愛する主人公。
カメラ博士:カメラに詳しい賢者。主食が主にオブラート。