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【マップカメラ情報】カメラの疑問あるある探検隊!~カメラの疑問・カルトQ~

爽快・博士と太郎
普段使い慣れているカメラでも、ふと疑問に思った事や良くわからなくて困る事はありませんか?
いまさら聞けないカメラの疑問をこの二人が解決します。

太郎「今回は前からとりあげようとしていた疑問をコンパクトに答えてもらいますよ」

博士「えーっ! それはフォトマスターに聞いてよ」
太郎「仕事しなさいよ」

疑問①
フィルムの中にはプロ用フィルムと一般用フィルムに分けられているものがあるが、その違いは?

太郎「んー? 良い材料を使っているとか・・・」
博士「フィルムは生もので、劣化していく消耗品だということは、前に教えた事があるじゃろう。時間がたつにつれ、カラーバランスが変わっていくんじゃ。プロ用のものはすぐに使うことを想定して、初めから理想的なカラーバランスになっているのに対して、一般用のものは、店頭に置かれている時間や、買ってから使い切るまでの時間を見越して、数ヵ月後に理想的なカラーバランスになるようになっているんじゃ」
太郎「プロ用のものは買ったらすぐに使うのが理想なんだね~。保管方法も変わるのかな?」
博士「カラーバランスの変化を抑える為に、プロ用は冷暗所で保存するが、一般用は常温で大丈夫なんじゃ」
太郎「よし。じゃぁこれからプロ用フィルムは冷蔵庫で保存しようっと」
博士「ひとつ注意が必要じゃ。冷蔵庫から出してすぐにカメラに装填すると結露してしまう。一旦常温に戻してからカメラに装填するんじゃ。それから、冷蔵庫に入れておいたからといって、いつまでももつわけじゃない。すぐに使い切ることが大切じゃ」

疑問②
カメラ側で、設定しているレンズのF値よりも暗くF値が表示される時がある。何故か?

太郎「これって明らかな故障じゃないの? それともボディに対応していないレンズとか?」
博士「太郎君はタムロンの90mmマクロのレンズを使ったことはあるかな?」
太郎「マクロ撮影の時にレンズが大きく繰り出すタイプのレンズだよね」
博士「そう。マクロレンズに多いんじゃが、こういう大きく繰り出すタイプのレンズでは、その分だけ露出倍数がかかって、F値が暗くなるんじゃよ。これを実効F値と言う。レンズ側で設定しているF値を公称F値と呼ぶぞ。公称F値しか表示されない機種が多いんじゃが、中には実効F値が表示されるものもあるんじゃよ」

太郎「もし公称F値しか表示されない機種を使った場合、実効F値を知るにはどうすればいいの?」

博士「次の計算式ではじき出せる。

公称F値×レンズ・フィルム間の距離÷レンズの焦点距離=実効F値

じゃが、これは太郎君にはまだちょっと無理かもしれんな」
太郎「今からアインシュタイン・ロマンを見るから邪魔しないでくれる?」
博士「小生意気っ!」

太郎君:デジカメと炭鉱節を愛する主人公。
カメラ博士:カメラに詳しい賢者。口ずさむ鼻歌は常にオッペケペー節。

[ Category:etc. | 掲載日時:06年08月29日 16時40分 ]

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