【マップカメラ鉄道倶楽部RailMap】コリドラスの夏休み旅行記(その2)
こんにちは。コリドラスです。
今回も前回に引き続きコリドラスの夏休み旅行記(その2)として「旭山動物園見学記」を掲載させていただきます。
あまりに有名でご存じの方も多いと思いますが、旭山動物園は北海道旭川市にある日本最北の動物園です。
旭川は北海道第二の都市でラーメンが有名な街ですが、最近では動物園が北海道を代表する観光スポットとなり、さらに多くの観光客が訪れています。
この人気に目をつけたJR北海道は旭山動物園へ向かうお客様のために、今年の4月28日から臨時特急「旭山動物園号」をデビューさせました。
この臨時特急はJR20周年記念として9月30日まで、夏休みと土日祝日を中心に68日間運転しています。
一応(※)、期間限定とのことなので乗ってみました。
※:一応としたのは1998年、青函トンネル開業10周年記念として運転した青函トンネルの「ドラえもん海底列車」を好評につき延長として9年間も続けた前科があるからです。2年目に乗車したときにトンネル内を案内してくださった方が「今回のお客様は2匹目のドジョウです。」と言ったのを今でも覚えています。
札幌駅入線の旭山動物園号(写真)。電化されているのにやってきたのは気動車特急キハ183系。
4両編成の車両には、元旭山動物園の飼育係で現在絵本作家のあべ弘士さんのデザインでそれぞれ動物のイラスト
(1号車:ホッキョクグマ、2号車:ライオン、3号車:チンパンジー、4号車:ペンギン)が書かれています。
札幌駅の発車案内板にもペンギンのマーク(写真左)が付きます。
札幌駅で同じ函館本線の特急「スーパー宗谷」と並ぶ(写真右)。
スーパー宗谷は4分後に札幌駅を出発するのですが、途中の厚別駅で豪快に追い抜かれます。
これも過密?ダイヤの合間の臨時特急の悲しさ。
こんなのんびり特急の旅ですが、車内は動物園にちなんだ飾り付けで全く退屈しません。
私が乗車したのは4号車のペンギン号。中も外もペンギンだらけ。(写真上段)
一般シートの動物カバー(写真左下)とは別に、各車両に2台づつ計8種類の記念写真用のぬいぐるみシート「ハグハグチェア」(写真中段)が設置されています。車内はこのシートを巡って子供達が大騒ぎ。
また乗車記念にもらえる「乗車証明書」(写真右下)に、車内に設置された記念スタンプを押すために通路には長い行列ができます。
さらに1号車「ホッキョクグマ号」の車端部にはおやつを食べたりする広場モグモグコーナーがあります。(写真左)
よく見ると乗務員室へ続くドアに誤植?とおもうようなコメントが…。(写真右)
「よりかからないで」が、北海道弁になると「よしかからないで」となるそうです。
さて肝心の旭山動物園。
札幌から旭川まで旭山動物園号で約1時間40分。そこから路線バスに乗り換えて約30分。2時間ちょっとの長旅です。
台風の影響で相変わらずの雨空でしたが、建物の中から見学できる動物も多く、また予想より空いていたので楽に見学できました。
聞けば台風の影響で前日の飛行機の大半が欠航になったため「今年一番空いている日」だったそうです。
ホッキョクグマ館の水槽では2匹のホッキョクグマが目の前で元気にじゃれ合って、こんなところまで見せちゃうの?と思うようなポーズをいっぱい見せてくれます。サービス満点!!
この他にもペンギンのやアザラシ等、たくさんの動物を見ることができます。
他の動物園でもよく見る動物ばかりですが「行動展示」と呼ばれる展示方法は、今まで知らなかった動物本来の動きがよく分かり、とても参考になります。そして、生き生き動く姿に時間を忘れて見入ってしまいます。
気が付けば17mの高さまで登った、オランウータンの周りには300名近い人だかりが…。
さすが今、日本で一番人気がある動物園!納得です。決して近くありませんが一見の価値ありの動物園です。
さて、もう一度鉄道の話しに戻しましょう。
札幌〜旭川間には現在「ホワイトアロー」「ライラック」「オホーツク」「宗谷」「サロベツ」等、数多くの特急が走っていますが、10月1日のダイヤ改正で「ホワイトアロー」と「ライラック」が無くなり「スーパーカムイ」に生まれ変わります。
今月いっぱいで見納めのスーパーホワイトアロー。
変に派手なカタカナとイニシャル表記の切替式カラーLEDヘッドマークがあまり好きになれなかったのですが、これも懐かしいと思う日がくるのでしょうか?
(使用機材:Nikon D200+AFED80-200mmF2.8D(New) & TAMRON AF17-50mmF2.8XR Di II)