スーパースローモーションで捉えるカメラ機構「メカシャッター編」
SONY RX100シリーズでは、RX100M4以降から最大960fps(40倍)のスーパースローモーションが可能となっています。
今回はこの撮影機能を使って普段、目では捉えることの難しいシャッターの動きを撮影してみました。
今回使用したカメラはCanon EOS-1D X Mark II。
このカメラはファインダー撮影時、最高約14コマ/秒となっており、RX100M6の960fps(40倍)のスーパースローモーションで撮影しました。
使用機材:DSC-RX100M6
撮影設定:960fps 画質優先/24p
一眼レフの場合、シャッターを切ると・・・
1.ミラーボックス内のミラーが上がり、光の光路がファインダーからイメージセンサーへ切り変わります
2.イメージセンサーの前に設置されているシャッター幕が動く事でセンサーに露光され、撮影が行われます
撮影をすると上記の動作が行われますが、Canon 「EOS-1D X Mark II」の高速連写(ファインダー撮影時、最高約14コマ/秒)では、一秒間にこの動作が14回繰り返し行われています。
960fpsで撮影する事で1秒を40倍のスロー再生することが可能なので、肉眼ではどの様に動いているかわからなかったメカニカルの動きを見る事ができました。
※スーパースローモーションの動画撮影は、以下の機種に対応しています
DSC-RX0
DSC-RX100M4, DSC-RX100M5, DSC-RX100M5A, DSC-RX100M6
DSC-RX10M2, DSC-RX10M3, DSC-RX10M4
広告業界では食品をよりおいしそうに見せる表現を「シズル感」と呼びますが、その表現にはスローモーションを取り入れて撮影されることが多く、日常で目にする機会も多いのではないでしょうか。
CMやMVで目にするスローモーション撮影には業務用のカメラが多く使用されていますが、対応機種のRXシリーズを使う事で自宅でも気軽に「シズル感」のある撮影も楽しめます。
皆様もぜひスーパースローモーションを使っていろいろな被写体を撮影してみてはいかがでしょうか。