ハッセルブラッド『Lunar』の作り方
イタリアにあるハッセルブラッド社のデザインセンターで制作されたと言う、
その独特のボディデザインに目を奪われてしまいます!
そんなデザインセンターの写真から、制作途中のカットをご紹介。
『Lunar』のボディデザインは何度も何度も人の手で触って、
感触を確かめて、微妙なラインを決めていったそうです。
その際に使用された木製のモックアップ、
この1つのピースからも、ハッセルブラッドの『Lunar』に込める想いが
伝わってくる様です。
グリップ素材の選定風景ですね。
今回の『Lunar』にはイタリアン・レザーから高級木材を使用したもの、カーボン素材を使用したグリップ等様々な素材が組み合わされています。
世界中の様々な素材から、グリップのしやすさや耐久性、そしてもちろん美しさを
念頭に、素材が選ばれていったと言う事で
こうしたテストピースも多く作られていた様です。
スケッチされたイメージを元に、デザインがPCに移されていきます。
パソコン上のCADデザインをメインに進めるのではなく、手書きのスケッチからプロダクトを生み出す。
この作り方を見ていても、ハッセルブラッド社が感覚や感性をとても大事にしている事が伺われます。
こうした流れがあってこそ、『Lunar』の美しいボディデザインが完成したのですね。