【カメラ関連ニュース】フジフィルム
人間の眼のメカニズムに近づいた画期的なCCD『スーパーCCD ハニカム EXR』を発表
【主な内容】
新配列のカラーフィルターと3つの電荷制御技術により、1つのセンサーで、「ノイズの少ない高感度」、「豊かな階調を実現するワイドダイナミックレンジ」、「高解像度」の3種類の高画質撮影を高いレベルで実現する画期的なCCD「スーパーCCD ハニカム EXR」の開発。
デジタルカメラにおける「高画質」には、細かいディテールまでを再現することができる「高解像度」だけでなく、「高感度撮影時のノイズの少なさ」や、「コントラストの高いシーンでの白トビを抑えた階調表現力・描写力」などの要素も求められています。
これまでデジタルカメラの開発においては、主として画素を高密度化することで高い解像力を実現することが重要とされてきました。しかし、画素を高密度化すると「高解像度」が得られる一方で、1画素あたりの受光部(フォトダイオード)が小さくなり、「高感度撮影時にノイズが多くなる」、「豊かな階調の表現が難しい」などの問題が生じています。
富士フイルムでは、写真メーカーとして長年培ってきた画像に関する高度な技術とノウハウを生かし、眼で見たままの自然な写真画質をデジタルカメラでも実現するため、「人間の眼に近いCCD」の開発を続けてきました。そして、今回、人間の眼が明るさによって解像力や感度を変化させるメカニズムに着目し、1つのセンサーで被写体に合わせて、「低ノイズの高感度撮影重視」/「広ダイナミックレンジ重視」/「高解像度重視」の画像をキャプチャーすることができる画期的なCCDを開発しました。「スーパーCCD ハニカム EXR」は、撮影シーンや撮影者の表現意図に合わせて、最適な絵作りを実現します。