「ニハチ」
カメラ業界でニハチと言えば28mmかF2.8を意味する言葉として使われています。
本ブログでは、マップカメラの28周年をニハチとかけ、マップカメラスタッフ一押しの「ニハチ」レンズを通し、「ニハチ」の魅力を皆様に紹介していきます。
毎日28mmかF2.8のどちらかが掲載されますので、お見逃しなく!!
本日ご紹介する「ニハチ」は…
『SIGMA Art 105mm F2.8 DG DN MACRO (ソニーE用/フルサイズ対応)』です!
SONY α7RIV ボディ ILCE-7RM4A につけての撮影です。
今回の植物は、どこでも見られる「オオバコ・大葉子」です。
どこでも見られるのには、訳があります。
種子は風によって運ばれ、水に濡れると粘り気が出て、車輪や靴底に引っ付いて、どこでも運ばれます。
そして、荒地でも元気よく育ちます。
名前は葉が広く大きいことから由来してます。
この葉をアルミ箔などに包んで火にかけ、どろどろしたものを患部にあて包帯をして、おできの吸出しの治療に使います。
地方により、別名ガエルッパ、ゲーロッパ、オンバコともよばれ、弱ったカエルをこの葉陰におくと元気になるとか俗説からカエルバとも
いわれてます。
1/4000 F2.8 ISO1000
この花穂の種子を煎じて飲むと、便秘、去痰、咳止めに効きます。
生薬名を車前子(シャゼンシ)と言います。
1/5000 F2.8 ISO1000
開花期の全草(ちょうど今ころ)を採取して乾燥させたものを生薬名、車前草(シャゼンソウ)と呼び利尿薬として用います。
そして、子供の頃、野原でこの花茎を絡ませて引っ張り合って、どちらが早く切れるか遊んだ、スモウトリバナ、スモトリグサとも言われてます。
遊んでいた草は、いろいろと調べると、役立つ漢方薬でも、あるのだと思いました。
ちなみに、オオバコダイエットに使われているものは「エダウチオオバコ」と言い同じ仲間ですが、このオオバコとは違います。
私は、今年の初め、SIGMAの Art 105mm F2.8 DG DN MACRO (ソニーE用/フルサイズ対応)を手に入れました。
今まで、いろいろとマクロレンズを使いました。
基本的に絞り込んで使うレンズだと思っていましたので、最初は、F2.8の出番があるのかと思っておりました。
今回の様な植物は強調したい部分、開放F2.8にすることによって、見せたい部分、花穂を表現ができました。
マクロのF2.8のメリットは、そこにあるのではないかと思いました。
【参考文献】
フィールドベスト図鑑17巻 日本の薬草 監修: 矢野 亮 出版社: 学研
色と形で見わけ散歩を楽しむ花図鑑 大地佳子 (著), 小池安比古 (監修), 亀田龍吉 (写真)出版社 : ナツメ社
改訂版 散歩で見かける草花・雑草図鑑 高橋冬 (著), 鈴木庸夫 (写真) 出版社 : 創英社/三省堂書店
身近な薬草活用手帖: 100種類の見分け方・採取法・利用法 寺林 進 (監修) 誠文堂新光社
四季の雑草図鑑 稲垣 栄洋 (監修)出版社 : 宝島社
大きくて見やすい! 比べてよくわかる! 山野草図鑑 (朝日園芸BOOKS) 金田/洋一郎(著) 朝日新聞出版
持ち歩き! 野草・雑草の事典532種 金田 洋一郎 金田 初代 (著)出版社 : 西東社
薬草・毒草を見分ける図鑑: 役立つ薬草と危険な毒草、アレルギー植物・100種類の見分けのコツ磯田 進 (監修)出版社 : 誠文堂新光社
最新版 街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本―収録数600種以上!岩槻 秀明(著) 出版社秀和システム
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28人の28mm編とF2.8編でお送りしております!少しでも興味を持っていただけたら幸いです。