【マップカメラ情報】ライカⅢG用接写装置-ADVOO
ライカⅢG用のクローズアップアタッチメントADVOOが入荷しました!!
バルナック用接写装置といえば、5cmエルマー用のNOOKYが有名で、沈胴ズミクロン用SOOKYも
よく見かけますが、ADVOOは特定のレンズ専用というのではなく、フィルター径が39mmで焦点距離
50mmのライカLマウントレンズであれば使えます。とはいえ、ADVOO本体がレンズの上に飛び出る
構造のため、レンズ鏡胴の太いものは干渉して装着できません。ライカのレンズであれば、エルマーの
f3.5(新)とf2.8、沈胴ズミクロンの3本くらいでしょうか。これら3本はいずれも沈胴で
おなかがくびれてるため問題ありません。もっとも、フィルター径と焦点距離の条件がとりあえず合えば、
あとは形状の問題だけですから、ほかに使えるレンズを探すのも一興と言えます。
下が、ⅢGに付けた図です。レンズはエルマーのf2.8。ⅢGの精密感がより際立ちますね。
使い方はご覧の通り、アクセサリーシューに本体をはめて上のねじを締めて固定し、レンズに付属の
クローズアップアタッチメントをねじ込むだけ。まあ、これはクローズアップレンズですね。サイドの
青いラインにライツらしからざる洒落っ気を感じます。
これで、90cmから50cmまで寄れます。撮影倍率は1:15から1:8までのクローズアップで、
もちろん距離計も連動します。
上記のようにADVOOはライカⅢG用です。ただ、基線長の短いベッサRシリーズなら距離計ももしや・・・?
と思い立ってファインダー周りが酷似しているR-D1で試しに撮ってみました。
下がR-D1に装着した図です。
試写した結果はほぼ問題なし。ご覧のように拡大鏡がファインダー窓を完全には覆わないのでお世辞にも
フレーミングし易いとは言えませんが構図は一応取れますし、距離計もちゃんと働いてくれます。
R-D1に装着してあるのは香港シュミットで限定販売された吉祥ズミクロンです。上に記した撮影距離・倍率
は装着レンズの最短撮影距離が1mの場合ですのでこの吉祥ズミクロンのように最短撮影距離が70cmの
レンズを使用すればもう少し寄ることができます。
で、下がこの組み合わせで最短、絞り開放で撮影したものです。写真のレンズは言わずもがなの
DRズミクロンです。
R-D1及びベッサRシリーズのカメラの場合レンズマウント部からシューまで高さがあるため、レンズ形状
の制約が少なくⅢGよりもバリエーションに富んだ使い方ができそうです。
下はフォクトレンダー250周年記念で発売されたベッサR3Mとヘリアークラシック50mmのセットに
装着したところです。なかなか格好良いですね。やっぱりシルバーとの組み合わせが似合います。ヘリアー
は最短が1mですのでこれで50cmまで寄れます。
残念ながらDRズミクロンやマクロエルマーM90mmはベッサR/R-D1シリーズでの通常使用が
できませんので、これらのカメラで接写したいときにはこのADVOOが強い味方になってくれそうです。
隠れた接写アイテムとして人気を博す!・・・かも知れません。
※ なお、あくまで専用ではありませんのでご使用の際はご注意下さい。